Facebookの3Dフォト機能がシングルカメラスマホユーザーでも利用可能に

Facebook(フェイスブック)は2018年に初めて3Dフォトを公開し、その技術的詳細を共有したが、当時はデュアルカメラを搭載した数少ないスマートフォンがなければ、3Dフォトを自分で作ることはできなかった。しかし、米国時間2月28日のアップデートで、1台のカメラしか搭載していないスマートフォンユーザーでも、3Dフォトが利用できるようになった。

覚えていない人や知らない人のために説明すると、3Dフォトは2D画像を分析し、それをたくさんのレイヤーに分割して、iPhoneを傾けたりスクロールしたりすると個別に動くというものだ。私は3Dの大ファンではないし、Facebookも使っていないが、この機能はとてもクールだ。

 

 

問題は、これがデュアルカメラを使用してシステムが距離を判断し、画像を切り分けていることだ。つまり、iPhone SEを含むデュアルカメラでない数多くのスマートフォンでは、この機能は利用できない。

しかしここ数年、フェイスブックのコンピュータービジョンチームは、デュアルカメラを使わずにこれを可能にする手法に取り組んできた。そしてついに彼らは成功。技術的な詳細は、このブログ記事で解説されている。

この進歩により、シングルカメラを搭載した比較的新しいスマートフォンの多くが、この機能を利用できることになる。具体的には、Google(グーグル)のPixelシリーズとiPhone 7以降のシングルカメラ搭載機種がサポートされる。Androidスマートフォンは非常に他機種であるため、どのデバイスがサポートされ、どのデバイスがサポートされないのかを判断するのは難しい。これはスペックシートに記載されていないいくつかの要素によるが、Facebookアプリをアップデートして写真を撮れば、それはわかるだろう。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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TechCrunch Japan

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