Facebookよ油断するな、iOS用のGoogle Mapsでも、ユーザーが自分のお気に入りのビジネスをフォローできるようになった

iOS版Google Mapsでも、ユーザーがお気に入りのビジネス(レストランやバーといったお店など)をアプリの中からフォローできるようになったことが、本日Googleから発表された。この機能によって、プラットフォームはFacebook Pagesページへの挑戦者として位置付けられることになる。フォローしたビジネスのニュースや最新情報(例えばセールや、プロモーション、あるいはイベントなど)を、モバイルアプリの「おすすめ」タブから見ることができるようになる。

この機能はこれまでもAndroidでは利用できていた。

昨年の秋に、GoogleはAndroid版のGoogle Mapsに対して「フォロー」機能を追加した。だが、このときの発表はささやかなもので、機能追加もブログの投稿で簡単に触れられていただけだった。しかし、その機能の重要さは理解されていなかったようだ。Google Mapsは、世界で最も利用されているアプリの1つで、10億人以上のユーザーがいる。何年にもわたって、単なる場所検索やナビゲーションを超えて、その機能セットを着実に拡張し続けてきた。例えば新しいビジネスを探し出したり、レストランやショップを見つけたり、レビューを読んだり、写真を閲覧したりすることなどが可能だ。

いまやGoogleは、現在Facebookが行っているように、ビジネスに対してその顧客と直接やり取りする手段を提供しているのだ。

昨年秋に公開されたMy Businessアプリの改良により、ビジネスオーナーはGoogleのビジネスプロフィールにコンテンツの更新情報を投稿することができる。これらは、これまでソーシャルメディアだけに対して公開していたものと同じ種類の更新である。たとえば、大規模なセールスイベントやグランドオープンの日付などを書き込むことができる。

ビジネスオーナーはまた、My Businessアプリを使用して顧客のレビューを読み、Googleマップユーザーからのメッセージに一元的に返信することも可能だ。

しかしこれまでは、Googleマップのユーザーが自分の好きなビジネスの最新情報を確認できる機能は、Androidにしか提供されていなかった。今回のアップデートでiOSユーザーにもその機能が提供されたのだ。

今週から、GoogleはGoogle Mapsアプリのアップデートの提供を始めている。これで、iOSユーザーは、レストラン、店舗、その他の場所などを検索し、「フォロー」ボタンをタップしてその場所のニュースが、「おすすめ」タブに現れるようにすることができる。

一方ビジネス側は、Androidデバイスを使用している顧客だけでなく、すべての顧客を見ることができるようになる。

「フォロー」ボタンの公開は本日行われたが、巨大なユーザーベースを考えれば行き渡るのには時間がかかるだろう。手元の端末ではすぐにはこの変更が行われないかもしれないが、長く待たされることはないだろう。

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(翻訳:sako)