Facebook LiveとTwitter Periscopeに必要なのは「待合室」だ

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ライブストリームの始まりは退屈だ。なぜならホストは多くの人々が見に来るまで本題に入らないからだ。それには数分かかることもある。たとえプッシュ通知やツイートやニュースフィードですばやく告知されていても。

しかしその頃までに当初の視聴者は離れてしまうかもしれないし、録画による再放映では視聴者を引きつけることができない。Facebook Liveビデオは最初の数秒間をニュースフィードで自動再生するるが、出演者が「もうちょっと視聴者が増えるのを待ってるところです」などと言うのを見たい人などいない。

だからFacebookとTwitterは、他のマスメディアを参考にして、ライブストリームがスタートする前から視聴者の興味を引き、彼らを集める方法を考えるべきだ。

Pre-broadcast screens from Facebook Live and Periscope (from left)

Pre-broadcast screens from Facebook Live and Periscope (from left)

映画は、何ヵ月も、時には何年も前からマーケティングを始める。プロモーションキャンペーンがピークを迎えるのは、上映の始まる数週間前だ。封切り日に大成功を収めて、これが時代を象徴する瞬間であることを、他の人々に信じ込ませる必要がある。映画の上映そのものでさえ、開始予定時刻に始まるのは予告編である。映画会社は、観客全員が席に着き期待に胸躍らせていて欲しいと考えている。

コンサートには前座がある。スポーツの試合にはプレゲームショウがある。そしてIT業界では、AppleやGoogleの大きな発表イベントでCEOがステージに登るずっと前から、ストリームを掲載する。

モバイルのライブストリーミングアプリには、待合室が必要だ。

Facebook Live broadcast

Facebook LiveやPeriscopeの放送がすぐに始めないやり方を想像してほしい。ストリームのリンクを他のソーシャルメディアに投稿するのは、カメラが回り始めてからでは面倒あるいは不可能だ。開始予想時刻を設定するか、準備ができても放送開始を待つこともできる。はるか前からストリーミングをスケジュールしておくこともできるが、プラットフォームや見るの待っている人たちは、発信者が寝入ってしまうのを心配するかもしれない。

Facebook Live reactionsストリーミングが始まる前にリンクをクリックした人たちは、待合室に入れられる。そこには、予定開始時刻のカウントダウン、あるいは、じっくり待つようにというメッセージが掲示されている。ストリーミングが実際に始まったら通知を受けるようにして、始まるまで何か他のことしてもよい。ストリームを他の場所で共有してバイラルにする手段も用意される。

待っている間も視聴者が楽しみ続けられるように、FacebookやPeriscopeは、作者の過去のビデオや投稿や、関連のありそうなコンテンツを流すこともできる。視聴者同士でチャットしたり、事前にコメントや質問を送って、主催者がストリーミングを始めるまでにフィードバックや問い合わせを受けることもできる。これは、RedditのAsk Me Anythingの視聴者が、開始前に質問を投稿するのと似ている。

ストリームが始まると、出演者はすぐに本題に入れる。なぜなら視聴者はすでにいるから。これによって、フィードでライブストリームや再放送に遭遇した人が見る最初の数秒間は迫力が増すだろう。

既にFacebookは、長いライブストリームの再放映が退屈だという問題に対処するために、エンゲージメント・グラフ・タイムライン を表示することで、視聴者がビデオで最も人気の高い部分にジャンプできるようにしている。

しかし、クリエーターが事前にファンや友達を集められるようにすることで、ビデオ自身が早く盛り上がり、リアルタイムのフィードバックが増えて、緊急性やライブ感が高まる。待合室によって、有名人はストリーミングに時間を費やす価値があることを理解し、アマチュアは自分の発信するものを欲しがる人がいることを確信できる。予測不能なモバイルライブストリーミングという方式の可能性を最大にするために、FacebookとTwitterは、出演者がもう少し計画的になるよう仕向ける必要があるかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

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