Firefoxにフィンガープリンティングと仮想通貨発掘プログラムへのプロテクションを追加

Mozillaは将来リリースされるFirefoxに、ウェブ上の脅威に対峙するための新機能を複数追加する。この新機能は現時点では、ベータ版のFirefox 67と、Firefox Nightly 68にて使用可能だ。そして、安定版のFirefoxには数週間後に追加される。

仮想通貨発掘プログラムとフィンガープリンティングは、現行のFirefoxの追跡防止ブロックとほぼ同等の機能だ。MozillaはDisconnectと提携し、悪質なコンテンツの読み込みを防ぐスクリプトをブラウザに追加する。

将来、仮想通貨発掘プログラムとフィンガープリンティングはデフォルトで無効となる。しかし、ブラウザの「プライバシーとセキュリティ」の設定から、これを変更することも可能だ。

Mozillaによれば、この機能はFirefox Nightly 68にてデフォルトでオンになる。数カ月後には、仮想通貨発掘プログラムとフィンガープリンティングはデフォルトで無効にされる予定だ。

フィンガープリンティングは広告業界で用いられる技術で、ブラウザや内蔵フォント、OSなどの情報からユーザーを特定しようとする。

またいくつかのウェブサイトは、閲覧者の使用していないPCリソースを利用して、ビットコインを発掘する仮想通貨プログラムを使用している。これらのスクリプトは、ウェブサイトを訪れただけで自動で有効となっているのが現状だ。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter