Ford、自動運転車によるオンデマンド・デリバリーサービスをテスト中

Fordは、スタートアップのPostmatesと組んで、無人オンデマンド・デリバリーサービスのバイロットテストをフロリダ州マイアミおよびマイアミビーチで行う。パイロットプログラムにはCoyo Tacoをを始めとする70社が参加する。

Fordは、複数のロッカーう搭載した車両もテスト中で、これは一回の配達ルートで2箇所以上の顧客に届けるためだ。Postmatesは食料から金物まで何でも扱うためロッカーのサイズも様々だ。

目的は、企業や消費者が自動運転デリバリー車にどう反応するかを見るためだ。店舗側は、アクセスコードをもらって商品を格納する。一方顧客側は、注文した商品が引取可能になったらテキストメッセージでアクセスコードを受け取る。

「自動運転車とのやりとりをできるだけ簡単にすることが目標」とFordはブログに書いた。「Postmatesとの共同作業によって、地域企業がリーチを広げ、顧客にシームレスな体験を提供するための効率の良い配達を実現するために、さまざまな方法をテストしているところだ」。

これは、以前ミシガン州アンアーバーとフロリダ州マイアミで行っていたFordとDominosの提携と似ている。しかし違うのは、複数のロッカーを備えた車両デザインと、タッチスクリーン、音声の両方を使った操作方法だ。各ロッカーにはカップホルダーが2つ設置されていて、飲み物の配達にも対応している。

Fordはこうした専用自動運転車を2021年に正式提供しようとしている。Dominosとのパイロットテストでは、「顧客は到着とともに自動運転車の外側に設置されたスピーカーから流れるピザの取り出し方の説明がよかったと言っている」と、FordのEVP兼国際マーケット担当プレジデントが12月にMediumへの投稿に書いた

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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