Geckoのロボットは、発電所の困難な検査を代行して人間の事故を防ぐ


Y Combinator出身のGecko Roboticsは、壁を登るロボットを使って、全国の発電所で何人かの命を救いたいと考えている。.

Gecko独自の磁気接着技術はgecko(ヤモリ)の足と同じように働き、ロボットは壁を這い回って損償箇所を発見することができる。

通常は人間が検査を行うが、そこには常に危険が伴う。Geckoによると、殆どの発電所が年に1回以上閉鎖してボイラーの損傷を検査する。この検査を行うために45メートルの足場が組まれ、人間が壁を登って修理が必要な箇所を見つける。検査は最大7日間を要し、発電所は1日当たり100万ドルを失う。

しかし、Geckoは5万~10万ドルでロボットを配備し、人間検査員に代って作業を行い時間と費用を節約する。

現在このスタートアップはいくつかの米国発電所と作業中で、年内の黒字化を目指している。本誌は共同ファウンダーのJake Loosararianに、彼の壁登り検査ロボットについて話を聞いた。上にインタビューのビデオがある。

Geckoは、2016年のY Combinatorデモデーでデビューを果たした。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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