Gestigon、ポケモンGOを使ってジェスチャーコントロール技術をアピール

ポケモンGOのAR機能をさらに進化させたらどうなるか。ジェスチャーコントロール技術を持つスタートアップのGestigonが、自らの手によってポケモンGOを操作することができればどうなるかを示しながらMR(mixed reality:複合現実感)技術をアピールしている。ポケモンGOがさらに魅力的になる可能性を示そうとするものだ。

このプロダクトは、Googleのカードボードをもとにしたヘッドマウントディスプレイと、独自のミドルウェアを組み合わせ、さらにpmdのpicoflexx 3D深度センサーとGalaxy S7を使って実現したものだ。Galaxy S7のカメラが周囲の様子を取り込み、それをpicoflexxの深度センサーの空間データと組み合わせて、手の動きとポケモンGO的世界を統合する仕組みだ。現実世界でスワイプしてポケモンGOを捜査したり、自分の手でポケモンボールを用意して、それをポケモンに向かって投げることができる。現実世界にポケモンが登場したような感覚を味わえるかもしれない。

ただし、上のビデオでおわかりのように、これは「オフィシャル」なプロダクトではない。UIも実際のポケモンGOとは異なるし、また流れている音楽も違うものだ。

大流行のポケモンGOを利用して、Gestigonのミドルウェア技術を使って何ができるかを示そうとしているわけだ。オフィシャルプロダクトではないものの、Gestigonの開発キットには、上のビデオにあるポケモンGO風ゲームもデモ用として同梱されている。ARはまだまだ黎明期にあるとはいえる。しかし本プロダクトのようなジェスチャーコントロールが次々に導入され、AR自体の魅力も拡張しつつあるところであるように思う。

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(翻訳:Maeda, H