GMとCruiseが初の「量産型」自動運転車を発表

Cruise Automation(昨年GMが買収)の創業者でCEOのKyle Vogtは、同社とそのオーナーであるGMにとってとても大きな発表を行った。発表の内容は彼らが自動運転車の量産体制が整ったというものだ。完全自動車両に必要な全てが搭載済で、あとはソフトウェアと規制問題がクリアされるだけだという。

「今日私たちは、量産可能な自動運転車のプロダクションデザインを発表します」とVogtは語った。「さらに重要なことに、これらの車両は運転手なしで走行することが可能なのです」。

つまり、すべての必要な部品は揃っていて、あとは「ソフトウェアの準備が整ったら」(とVogtは付け加えたが)、ドライバなしに路上を安全に運転することができるということだ。

GMのAutonomous Technology and Vehicle Execution担当副社長であるDoug Parksは、これまでVoltとBolt EVの設計に携わってきたと説明した。これが最終的に自動運転機能に結びつくものだと彼らは認識している。全てが「Kyleがいま発表した、初の量産型自動運転車を提供にむけて進行しています」。

「オリオンの組み立てセンターで製造することができるように、デザインに変更が加えられました」とParksは説明した。このためには部品調達のためにサプライヤーと協力したが、それは第2世代のテスト車両を使って成し遂げられたものだと語った。

この最新車両は量産可能なデザインになっている、とParksは述べた。つまり、自律システム全体に「完全な冗長性」が備わっているため、機械的にも準備が整っていて、センサとソフトウェアの観点からは「障害時にも機能し安全」ということになる。

この車両は、Chevrolet Boltを使用した第3世代Cruiseの自動運転プラットフォームに基づいている。彼らが以前Boltテスト車両を生産すると発表していた同社のミシガン州オリオンで生産されることになる。

この発表は、路上走行可能な自動運転車が明日にでも消費者の手に入るということを意味しているわけではない。Parkによればその前に「まだやるべきことはたくさんある」ということだ。

Vogtは自動運転技術における安全性に対する彼らの目標はどれ位向上して来たかについて語り、規模なしには何事もなし得ないと語った。数百台程度の車を路上に送り出すだけでは大きな利便性を達成することはできない。

「ハイテク企業にとって特にやりがいのある重要な挑戦は、車の製造です」と彼は言う。「そしてそれを量産することです」。

改造車両は製作が難しく、彼曰く「壊れ続ける」ために、継続的に修理して道路に戻すのは難しい。この発表が意味するのは、この車が年間何十万台も生産ラインから生み出されることが可能になったということだ。そしてその車両は現在出荷されているBolt EVにとても似ているものの、Vogtによれば内部では部品の40%が新しいものになっていて、そのほとんどが部品とシステムの冗長性に焦点を当てたものだ。

50台の車両が既にGMによって製造されていて、この先生産量が増加すると見込まれている。Vogtによれば、完全自動運転車を可能にするソフトウェアの展開の時期は設定されていないが、個人所有の車両ではなく、商用車両群に対する導入を目指しているということだ。

現在実際に生産されているこれらの新しい車両配備に関しては、Vogtによれば、今後数週間でサンフランシスコのCruise従業員に提供されるオンデマンド配車サービス”Cruise Anywhere”に統合され始める。

Vogtは、これはわずか14ヶ月で用意された第3世代のCruise自動運転車両であり、テスト目的だとしても、開発速度は驚異的だと指摘した。彼はまた、GMとCruiseが発表したものと、他の自動車メーカーやハイテク企業がCESのようなイベントに持ち込む一回限りのデモンストレーション車との違いを明らかにするという機会を得ることができた。

続報待ち

[ 原文へ ]
(翻訳:Sako)