GMのMavenが、乗り捨てカーシェアリングを開始

General Motors’ new car-sharing service, Maven, will provide customers access to highly personalized, on-demand mobility services. Maven will offer its car-sharing program in Ann Arbor, Michigan, initially focusing on serving faculty and students at the University of Michigan. GM vehicles will be available at 21 spots across the city. Additional city-based programs will launch in major U.S. metropolitan areas later this year. (Photo by John F. Martin for General Motors)

GMのカーシェアリングサービス、Maven[メイヴン]が、新たにワンウェイ・カーシェアリングのサービスをミシガン州アナーバーとデトロイトで開始した。ユーザーはアナーバーとミシガン大学の間、およびデトロイトとデトロイトメトロポリタン空港の間で車を拾って利用できる。ワンウェイ(乗り捨て可能)サービスは、カーシェアリングでは大きな利点であり、車を返却する心配をしなくてよくなる。

ワンウェイということは、一ヵ所で車を借り、別の場所に乗り捨てることができて、元の場所に戻さなくてよいことを意味している。Zipcarは2014年にボストンでワンウェイサービスを開始して、徐々に他の都市へも展開している。Mavenの新サービスは、同サービスがスタートした本拠地からスタートするが、COOのDan Grossmanは私宛のメールで、今後「都市ごとに評価」して広げていく予定だと語った。

これは元々計画にあったのか、それともユーザーからのフィードバックによって生まれたのかを尋ねたところその両方だと答えた。「通常サービスにこれを加えられることは考えていた」が、メンバーからのフィードバックも後押ししたとGrossmanは語った。

他のカーシェアリングサービスの中には、重要な競合手段としてさらに自由度を高めたサービスを行っているところある。Daimlerのcar2goは、ワンウェイに加え、特定地域での無料駐車や、市営駐車場での乗り捨て等を、都市の事情に応じて提供している。

どんなワンウェイであれ、厳格な往復システムに比べれば著しい改善なので、Mavenの今回の行動は間違いなく賢明だ。Mavenは成長も続けており、今年スタートして以来既に5都市に拡大している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook