Gmail、検索のオートコンプリート予測を改善。過去の検索履歴も利用

Gmailの開発チームは今日(米国時間4/3)、検索オートコンプリートの予測に、ユーザーの連絡先や過去の検索履歴を利用するよう改善したことを発表した

Googleが検索の王であることを考えれば、これは歓迎できる当然ともいえる改善だ。さらに、GmailユーザーおよびGoogle Apps for Businessのユーザーは、連絡先のサムネイル等これまでになかった機能を使えるようになる。

オートコンプリートと検索サジェストは、Googleのメイン検索で長年主要な位置を占めており、世界で起きているトレンドや、ユーザーが過去に検索した内容に基づく予測の精度はかなり高い。

今日の改善点に関するGmailチームの発表は以下の通り。

もしあなたが、”supercalifragilisticexpialidocious”のような長いフレーズでメールを検索したことがあるなら、これからはずっと探すのが楽になる。Gmailのオートコンプリート予測が、過去のGmail検索を利用するようになった。

過去の検索や、下のスクリーンショットにある連絡先サムネイルは、世界中のGmailユーザーに徐々に公開中だ。

これが役に立ちそうな好例として、特定の人物、例えば自分の上司からのメールを探す時や、旅行好きな人がフライト予定を探す時などが挙げられる。これはGmail Blueでこそないが、時間と努力の節約になることは間違いない。

Gmailのゴールは、何を削除するかを心配することなくあらゆるメールのやりとりを集めることなので、検索は、アーカイブ機能と共にこのサービスを魅力的にするために不可欠な要素だ。Gmailは世界最大のウェブメールサービスとして、細かな微調整やメール作成画面の改訂などの新機能を提供していくことによってユーザーの利便性を高める努力を続けている。

Googleは、モバイル体験の向上にも力を入れており、昨年12月に公開したiOSクライントのバージョン2.0はレビューでも概ね好評だ。

要するに、Gmailは9年前にスタートして以来ベータ版を続け、われわれが2004年まで慣れ親んできたメール体験を完全に作り変えた。Googleは、検索、アーカイブ、会話スレッドなどを活用し、メールをより早くより反応よくすることによって、受信トレイが読まれることのないメールで一杯になることを防ごうとしている。そして、何かを読みたくなった時には、検索するだけだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)