Google、Google+を利用したモバイルサイトのコンテンツ推薦エンジンをローンチ

今日(米国時間5/13)、GoogleはGoogle+プラットフォーム上でさらに新たなサービス、モバイルサイトのコンテンツを推薦するエンジンをローンチした。

このサービスを利用しているモバイル・サイトをユーザーが訪問すると、画面下部に小さいウィジェットが表示される。下のビデオにあるように、ローンチ時点でこのサービスのパートナーとなっているのはForbesだが、他のモバイル・サイトもソースに1行コードをコピー&ペーストするだけでよい。Google+上での推薦はユーザーがGoogle+にログインしていなくても表示される。

先週私の取材に対してGoogle+プラットフォームのプロダクト・マネージャー、Seth Sternbergは「モバイルウェブサイトを訪問したユーザーがシームレスに他の人気記事を発見することができるすばらしいユーザー体験を実現できた」と語った。Sternbergによると、ニュースサイトを訪問したユーザーは記事を読み終わると、他の人気記事を見つける方法がないため、そのまま立ち去ってしまう率が高いのだという。

記事の末尾までスクロールするとGoogle+のユーザーのその記事に対する投稿のサムネールが表示される。タップすると投稿がフル表示される他に、そのサイトの最近の人気記事のタイトルと推薦者が表示される仕組みだ。

面白いことにGoogle+の推薦ウィジェットはユーザーが記事をスクロールダウンした後、スクロールアップしたときに表示される。Googleが分析したところでは、スクロールアップしたということはその記事を読み終えた(たとえ記事の途中であっても)可能性が高いのだという。推薦アプリをタップすると推薦画面が下から上に立ち上がる。もう一度クリックすると関連の人気記事の一覧が表示される。ウェブサイト管理者は、これ以外に、記事のある部分をCSSで指定して、ユーザーがその先までスクロールしたときにウィジェットを表示するようにもできる。

サイト運営者は自分のGoogle+の管理アカウントから推薦ウィジェットを管理できる。ここでは上記のようなウィジェット表示のタイミング、ある記事を推薦リストに絶対に表示されないように指定することなどができる。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


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TechCrunch Japan

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