GoogleがもうすぐローンチするAndroid Device ManagerはなくしたAndroid機をWebから見つける

Appleのユーザはかなり前から、自分のiPhoneなどを紛失したときに、iOSにあるデバイスロケータ(device locator, デバイスの所在を見つける)やリモートワイピング(remote wiping, 遠隔データ消去)機能を利用できるが、Androidのユーザにはサードパーティ製のアプリしかなかった。それが、もうすぐ変わる。Googleの今日(米国時間8/2)の発表では、今月の終わりごろにAndroid Device ManagerというWebサービスがローンチし、ユーザはどこかにあるはずの自分のデバイスの位置を知ったり、呼び出し音を鳴らしたり、リモートワイプしてデータが悪者の手に渡らないようにできる。

対象機は、Android 2.2以上を搭載した機種で、今日の発表から推測すると、Android Device Managerのサイトには紛失したデバイスにpingする機能があるようだ。そのほかにどんな機能があるのか、それはまだ分からない。

当然というか、このサービスはAppleのFind My iPhoneの機能にとてもよく似ている。呼び出し音は最大音量で鳴らせるから、愛機があなたのカウチのクッションの下にあっても分かる。デバイスの位置は地図上に示される(これも当然)し、リモートワイプはほんの数クリックで完了する。Appleの、紛失した携帯にメッセージを送る機能とか、リモートでロックするツールは、ないようだ。

とくに新しいものは何もなく、一部のOEMは自社製品にすでにそんな機能を搭載しているが、Googleからやっと正式に出たということは、Androidユーザにとって喜ばしいことだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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