Googleがハードウェアイベントで発表したプロダクトまとめ

今朝GoogleはニューヨークでMade By Google 2019イベントを開催し、最新のハードウェアを多数発表した。TechCrunchでは現地からリアルタイムでカバーしたが、全部見る時間がなかった読者のために以下に簡単な要約を作った。

Stadiaがスタート

Googleはゲームのストリーミング・プラットフォーム、Stadiaを11月19日にスタートさせる。

Pixel Buds

Google Pixel budsGoogleはAppleのAirPodsに対抗するためにまったく新しいワイヤレスイヤフォンを準備中だ。リリースは「2020年の春」になるという。こPixel Budsは179ドルからで、フル充電で少なくとも5時間作動するという。充電ケースからさらに24時間分の充電が可能だ。内蔵マイクが環境音を聞き取ってノイズキャンセリングを行うと同時にボリュームを自動的に調整する。

Pixelbook Go

Google Pixelbook GoGoogleがハイエンドのChrome OSノートパソコンをアップデートするのはしばらくぶりとなる。今回のPixelbook Goはこれまでとはかなり異なった路線となった。ディスプレイは13.3インチ、16GBのメモリー、256GBのストレージを内蔵し、バッテリー駆動時間は12時間だ。重量は1kg弱、649ドルから。

Nest Aware

スマートホーム・デバイス関連のサービスでは新しいNest Awareが登場した。これまでNestカメラの映像をクラウドに録画するためには1台ごとに数ドルの料金が必要だったが、新モデルでは台数にかかわらず月6ドルの定額となった。これで30日間の「イベントを録画、検索できる。イベントというのは映像に何らかの動きが記録されているシーンを指す。月額12ドルなら過去60日分のイベントまたは10日分の全映像記録が検索できる。

Nest AwareではまたNest Mini/Nest Hubをセキュリティ・モードで作動させることができる。この聴音モードに設定すると煙探知器その他の警報音、犬の吠え声など警戒を必要とする事象を認識してユーザーに通報する。新料金は「2020年初頭」からの適用となる。

Nest Wifi

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噂どおり、GoogleはGoogle WifiとGoogle Homeスピーカーを統合してきた。新しいNest Wifiはルーターとスマートスピーカーの機能を兼ね備えたデバイスとなっている。出荷はら11月4日から、2台セットが269ドル、3台セットが349ドルだ。

Nest Mini

Google Nest Mini
これまでのGoogle Home Miniが Nest Miniに生まれ変わった。変わったのは名前だけでなく、新しい機械学習チップが搭載され、筐体もアダプターなしで壁掛で使えるようになった。雑音が多い環境でも音声を聞き取れるようマイクが改良された。10月22日出荷で49ドル。

Pixel 4

Google Pixel 4

数々のリークの後、GoogleのAndroidスマートフォンのフラグシップ機Piexl 4が発表された。 Pixel 4は 5.7インチ、 2800mAhのバッテリーの標準モデルと、6.3インチ、3700mAhのバッテリーのPixel 4 XLの2シリーズとなった。チップセットはどちらもSnapdragon 855で、6GBのメモリーを搭載する。 Soli用の低出力レーダーチップを内蔵し指によるジェスチャーによって操作できる(日本では端末発売時には対応しないが「近く対応する」と発表)。

大きなアップデートはもちろん撮影機能だ。デュアルカメラが採用され、人工知能、機械学習などのソフトウェアとハードウェアの高度な融合が図られた。HDRのライブプレビューやAIによるスマートホワイトバランスなどの新機能に加えて既存の夜景モードもさらに強化され、星空も撮影できる感度となった。

両モデルともリアカメラは1220万画素、f/1.7の広角カメラと1600万画素でf/2.4の望遠カメラの2台を装備する。フロントのセルフィーカメラは1台で800万画素だ。カメラについてはPixel4紹介記事でも触れており、 Pixel 4のカメラ記事ではさらに詳細に紹介している。出荷は10月24日、799ドルから。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

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