Googleがファクトチェック(事実性の検証)の専門機関IFCNとパートナーして活動のグローバルな普及を目指す

昨年ごろからGoogleは、検索結果やGoogle Newsのファクトチェック記事を強調表示している。それには、人びとがそうだと信じたものを信じないようにする力はないが、情報の正しさを今なお気にする人には役に立つ。今日(米国時間10/26)Googleはその取り組みをさらに拡大して、ジャーナリスト育成校ポインター学院(Poynter Institute)の国際ファクトチェック・ネットワーク(International Fact-Checking Network, IFCN)とパートナーした。

2015年9月にできたIFCNは、ファクトチェッカーを育てるオンライン/オフラインの教育事業や研究集団への助成、ファクトチェックのための基本原則集の出版などを行っている。その基本原則の遵守を署名している企業や団体は、Associated Press(AP通信社)やWashington PostPolitiFactFactcheck.org、ドイツのCorrectiv、ブラジルのAos Fatosなど、多岐にわたる。

Googleの計画は、このパートナーシップを利用して公認のファクトチェッカーを増やし、またIFCNの基本原則集を各国言語に翻訳してファクトチェックという考え方を全世界的に広め、そうやってできるIFCNのコミュニティにファクトチェックのためのツールを提供することだ。また教育訓練など、そのほかのサポートにも取り組む。

[ファクトチェックの例]

[就任後最初の6か月で署名した法律の数はこれまでの大統領中で最多…トランプの主張。PolitiFactによるファクトチェック: 偽(false)。]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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