GoogleがLG Displayに$875Mを投資してPixelスマートフォン用の曲面ディスプレイを作らせる?

あくまでも噂だけど、なかなかおもしろい。韓国のニュースサイトが、Googleが同社のPixelスマートフォンの画面を曲面にするために、LG Displayに1兆KRW(8億7500万ドル)を投資する、と報じている。LG Displayは、スマートフォンやタブレット用のディスプレイの世界的な大メーカーのひとつだ。

そのニュースサイトYonhap News Agencyの記事は、業界筋の話としてそれは、単なる部品の発注金額ではなくて、戦略的投資だ、と言っている。Googleは今後のPixelスマートフォン用のOLEDパネルの、開発の全体に関心を持っているからだ、という。そしてそれによって、Samsung Displayなどほかのサプライヤーへの依存度を下げる。Samsungの姉妹会社Samsung Displayは、AppleのiPhoneなど用の仕事もしているが、これからはGoogleがほぼ独力でPixel用の曲面ディスプレイを開発生産していける。

この記事に関して、Googleはノーコメント、LG Displayはコメントのリクエストに対して無言だ。

昨年10月にローンチしたPixelは、大好評だった。本誌TechCrunchのレギュラー・ライターBrian Heaterにいたっては、“Androidの最良の代表機種”、と激賞した。

でも、曲面ディスプレイはSamsungが元祖だ。それは、2013年だった…Samsung Galaxy Roundをおぼえておられるかな?! そして今ではフラグシップ機のGalaxy S8にも、不運だったNote 7にもある。

そしてiPhone 8をめぐる最新のうわさ話によれば、あのAppleも曲面スクリーンを検討している、という。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。