Googleのスマートスピーカー「Home Mini」は「Nest Mini」に改名

Google(グーグル)は、米国時間10月15日、待望のHome Miniの後継機を発表した。かなり広範囲の人気を誇るエントリーレベルのスマートスピーカーの最新バージョンの名前は、Nest Home Miniに変更された。これは、同社の他のスマートホーム製品のブランドのリフレッシュに合わせたもの。新しいバージョンは、外観こそ前モデルによく似ているものの、内部にはいくつかのアップグレードが施されている。

中でも重要なものとしては、音質の改善、機械学習機能の内蔵がある。これにより、デバイスは使用状況に応じて自動的に電力を調整する。また新バージョンは、インターホンや会議用スピーカーとしても利用できるようになった。Google Duoを使って、デバイスに直接電話をかけることも可能だ。

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さらに、壁掛け型として設置できるようになったのも便利だ。これまでは棚に置いていたデバイスを、壁に取り付けることができるので、家の中での配置の自由度も、かなり高くなるはずだ。Nest Miniも、これまでの製品同様、布地でカバーされている。これはリサイクルしたペットボトルから作られる。今回の発表イベントでも述べられたように、これはGoogleの持続可能性に対する関心の高まりを示すものだ。

新しいMiniは10月22日に発売される。価格は魅力的な49ドル(約5300円)で、好調な売上を記録した前任機と同じに据え置かれている。この価格であれば、まだまだ大量に販売できると、Googleは踏んでいるのだろう。新しいMiniに加えて、同社は新製品のNest Wifiにも、スマートスピーカー機能を搭載する。こちらは、来月初めに発売予定だ。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

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TechCrunch Japan

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