Googleのラリー・ペイジ:モバイルアプリは検索にとってさほど害ではない。「情報は見つけられたがっている」

Googleの収支報告を検討する会見で、幹部らはモバイルがどう同社のビジネスに影響を与えるかを問われた ― 検索利用一般、およびGoogleの広告売上・利益それぞれについてだ。

CEO Larry Pageはこれに応じて、モバイルアプリの普及がGoogle検索に及ぼす影響について「必ず」聞かれるが、彼はそれに関して「さほど心配していない」と語った。

「われわれはその問題について長い間検討してきた。そもそも検索は、ウェブオーナーやソフトウェア開発者や他のアプリにとって驚くべき存在だ。一般論として、情報は見つけられたがっている、と私は考えている」とPageは言った。

さらに多くの利用場面がモバイルへ移ることは課題ではあるが、Googleはそれを乗り越えるとPageは言う。

モバイルが同社の利益に与える影響について、最高事業責任者のNikesh Aroraは、Googleの現在のクリック単価といった細部に注目することは、一連の質問を考える上で「誤ったやり方」であると指摘する(彼は以前クリック単価について一般論を語ったことがある)。「正しいやり方」は、「みんなが複数の画面を持っているという新しい現実」を理解することだ。この新しい現実下でGoogleは、一日を通じてユーザーに正しい答を提供する必要がある、そしてもしそれに成功すれば「みんなのパイが大きくなるだろう」とAroraは言った。

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(翻訳:Nob Takahashi)


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TechCrunch Japan

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