Googleの “Fast Pair” がAndroid端末以外でも利用可能に

先月のGoogles Pixel 2イベントでは山ほどのニュースを発信したGoogleだが、Fast Pair機能の扱いは比較的軽かった。それは理解できる ―― あのイベントでは言うべきことが多すぎた。しかも新イヤホンのPixel Budsにとって最大の売り物からは程遠かった(その称号はBabelfish風のリアルタイム翻訳機能に贈られる)。

Fast PairはAppleがW2チップを使って提供しているのと似た機能で、数回タップするだけの簡単手間いらずにBlutoothペアリングができる。もちろんFast Pairには大きな利点がある。互換性だ。当初Googel Pixel専用として公開された同機能が、Google Play 11.7以上の動くAndroid端末全機種向けに公開される(Android 6.0以降が必要)。

AppleバージョンはAppleのAirPods(および後続のBeats機種)の目玉機能だが、Googleの売りはもちろん適用範囲の広さだ。Androidメーカー各社と協力するだけでなく、Fast Pairは様々なメーカー製のBluetoothヘッドホンとも互換性がある。Pixel BudsおよびLibratoneの名機Q Adaptが最初に対応を発表し、Plantronics Voyager 8200ヘッドセットも近く仲間入りする。

GoogleはFast Pair対応のために特定の早期パートナーと共同作業しており、選択の幅はまだかなり限られている。しかし、数多くのヘッドセットに開放するとともに、Googleは同社の公開フォーラムで「Bluetoothアクセサリー」メーカーにも声を掛けている ―― これはGoogleがFast Pairをヘッドホン、ヘッドセット以外のもっと幅広いデバイスで使うことを想定した行動だ。

Pixel Budsは、新しい端末のヘッドホンジャックを廃止するという決定に消費者の支持をとりつけるために社内で開発された。Fast Pairを互換デバイスエコシステムに広く開放することで廃止のショックを和らげられるはずだ ―― そして多くの端末メーカーがジャックを取り除く可能性も広がるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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