GoogleのAirPods対抗イヤホンはリアルタイム翻訳もこなす

今日行われたGoogleのハードウェアイベントで驚かされたものの一つが、BluetoothイヤホンのPixel Budsだ。首の後ろでワイヤーが繋がってはいるが、あらゆる意味でApple AirPodsのライバルだ。

価格は159ドルで、11月に発売される。そして、このイヤホンは40か国語を理解する。本当に。

ステージ上のデモで、聴衆の誰もが度肝を抜かれたのがリアルタイム翻訳機能だった。壇上の会話が英語からスウェーデン語へと滞りなく翻訳される。話者が話し終えてから1~2秒後に翻訳が始まる。発表者はこれを「まるで専任の通訳が横にいるようだ」と得意げに語った。ただし、この機能を利用するためにはPiexel 2が必要だ。

デモの後、Pixel Budsチームの一人と立ち話をしたところ、先ほどのデモは完全にインターネット経由のみで実行されたもので、端末には言語データをダウンロードしていない、と言っていた。

右のイヤホンをタッチ&ホールドするだけで、Pixel Budsが始動する。ほかにも音楽のポーズやアシスタントの呼び出しなどにタッチコントロールを使用する。お楽しみはAndroidユーザーだけのもので、iPhoneを使いこなしている人にとっては、Pixel Budsはただのイヤホンだ。

Pixel Budsには充電ケースが付属していて、5時間使うごとに充電して合計24時間使用できる。カラーはPixel 2と同じホワイト、ブラック、ブルーの3色。

実際に触ってみた「ハンズオン」デモの様子を下のビデオでご覧あれ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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