Googleは同社のプラットホーム上の広告の“大半を”6月30日までに暗号化する

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Googleは同社のオンラインサービスのすべてを、徐々にHTTPSで暗号化してきた。2008年にGmailがHTTPSになったときの大騒ぎを、おぼえておられるだろうか。

今朝のブログ記事で(米国時間4/17)同社は、今は広告をHTTPSにする作業を進めている、と言っている。すでにYouTubeの広告とGoogle検索の広告は“大多数のユーザにとっては”暗号化されているそうだ。またGoogle Display NetworkとAdMobとDoubleClickからの広告も、6月30日までにはその“大半が”暗号化され、これらのプラットホームで広告を買っている広告主には“広告をHTTPS化する”というオプションが提供される。

これらを暗号化する理由や目的の説明はないが、われ思うに、ターゲティング広告には個人化(パーソナライゼーション)のための機密情報があったりするので、暗号化した方がよい、ということだろう。Googleによればこれは、“HTTPS Everywhere”(どこでもHTTPS)という大きな全社的取り組みの一環であり、前にも言っていたように、検索のランキングのためには暗号化がきわめて重要なのだ。

Googleが言及しているIAB(Interactive Advertising Bureau)の最近のポストは、HTTPSに関しては広告業界全体が年内に完全に追随すべき、と宣言している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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