Googleクラウドが日本で2番目のリージョンを大阪に開設

米国時間5月14日、Googleはクラウドの大阪リージョンを運用開始すると発表した。日本で2番目、アジア太平洋で7番目のクラウドリージョンだ。これで同社は全世界で20リージョンをユーザーに提供することになった。それぞれに3か所以上のゾーンがある。

大阪リージョンは東京リージョンに次ぐ日本で2番目のクラウドリージョンであり、地元顧客に低遅延のサービスを提供するためとGoogleは言っているが、東京と大阪の距離は十分近いので大きな違いはないと思われる。しかし日本でビジネスを進めるうえで、2カ所の地理的に異なるリージョンを持つことは、冗長性を高めて災害時の復旧対策に役立てるという大きな意味がある。

「国内に2つのリージョンを持つことで、ITおよび企業の災害復旧に必要な分散型で安全なシステム基盤を提供し、事業継続性を高めることが可能になる」とGoogle CloudでCEOを務めるThomas Kurian氏が本日の発表文でコメントしている。

アサヒグループホールディングの執行役員でIT部門ゼネラルマネジャーを務める知久龍人(ちく・たつひと)氏は「GCP大阪リージョンの正式運用開始心待ちにしておりました。弊社は以前よりBigQueryを始めとしたGCPのサービスを活用して参りました。大阪リージョンの開設により、さらなるシステムの可用性向上、ビジネスの継続性実現に取り組んでいきたいと考えています」と語った。

なお、Azureも現在日本で2つのリージョンを提供しているが、AWSは現時点で 1リージョンしか持っていない。

競合他社と同じく、Googleもデータセンターを全世界に拡大し続けている。Kurian氏によると同社はこれまで全世界インフラストラクチャーに470億ドルを費やし、新たなデータセンターの建設やセンター間を結ぶ専用線などを作ってきた。Googleは今年中に、ソウル、ソルトレイクシティ、およびジャカルタに新しいリージョンを展開する予定だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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