Googleフォト、共有アルバムを強化してFacebook Momentsに対抗

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今週、Facebook MomentsがEUとカナダでも提供されたのに続き、Googleは同社の写真共有サービス、Google Photosに新たな機能を追加し、Momentsとの競争力を高めると共にソーシャル性も高めようとしている。Googleは、コメントおよび “suggested addtions”[追加の推奨]機能を追加する。後者の機能は、ユーザーが友達から受け取った共有アルバムに、自分の写真を追加しやすくするものだと、Googleは説明している。

これは、Google Photosがアルバムに写真を追加するようユーザーを促すときに、「スマートな推奨」をするしくみだ。日時や場所等の要素に基づき、追加すべき写真を推奨する(Momentsと異なり、顔認識は使用しない)。

これによって写真の追加が簡単になる ― 特に、イベントが終ったずっと後にアルバムを見ているとき。自分のアップロードした写真を遡って見たり、友達とシェアしたい写真を探したりする必要がなくなる。代わりに、薦められた写真をすぐに追加することができる。

この機能によってGoogleの共有アルバムは、Facebookのプライベート写真共有アプリ、Momentsに少し近づく。

どちらのアプリもその目的は、複数のユーザーが同じ時間と場所で撮った写真を、一つのアルバムにまとめやすくすることだ。Momentsは、写真の日付、時刻、場所、および多くの地域では顔認識を利用して、写真に誰が写っているかを識別する。そしてユーザーがアプリを開いた時に、友達とシェアする写真を自動的に推奨する。

一方、Google Photosでは、写真を誰に送るべきか言われるのを待つのではなく、ユーザーが共有アルバムを作る。アルバムを作ったら、そこに写真を追加して欲しい人にリンクを送ることができる。共有アルバムをアクセスできるユーザーは、自分のライブラリーに写真を保存することもできる。

2番目の新機能は共有アルバムへのコメントだ。ユーザーは、写真、あるいはアルバム全体に対してコメントを付けられるようになり、アルバムがよりソーシャルになる。

コメント機能は、Android、iOS、およびウェブで今日から公開される。追加の推奨は昨日から公開されていたが、今日正式に発表された。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook