Google翻訳でユーザが頻用する翻訳パターンを登録再利用できるようになった

Google Translate(Google翻訳)で、個人的なフレーズブック(語句覚え書き帳)を作れるようになった。そこにフレーズやセンテンスをメモしておくと、今後の翻訳時にそれが優先的に使われるようになる。Google Translateのチームは今日の発表声明で、“翻訳結果を記憶させておくことにより、ユーザがよく使うフレーズを保存しておき、後日、必要に応じて呼び出すことができる”、と言っている。

Googleによると、それらのフレーズが何度も再利用されることによって、その翻訳がGoogle Translateの“永続的な知識”になる(あなたが昔ラテン語のクラスで反復練習による丸暗記を強いられたように)。

フレーズブック機能はデフォルトでonになっている。画面右隅にある小さな本のようなアイコンをクリックすると、それにアクセスできる。フレーズを保存するときは、翻訳の下にある星印のアイコンを押す。

フレーズブックの内容は、左に原文、右に翻訳結果、という単純な構成だ。Google Translateのほかの機能と同じく、対象言語別にフィルタできる。また、各フレーズを音声で聞くことも可能だ。

〔下の図では「Thank you.」と「ありがとう。」のペアをこれから保存する。図の右は、保存後のフレーズブックの内容。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


投稿者:

TechCrunch Japan

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