Google連携のスケジュール調整サービス「Cu-hacker」がiPhoneアプリを公開

外回りをして人に会うような仕事をしている場合、毎日の課題となるのがスケジュール調整ではないだろうか。まだ予定の入っていない時間に、いかに効率的に予定を入れていくかに悩む人々に最適なサービスが、”スケジュール調整を10倍速くする”とうたうジェネストリームの「Cu-hacker(クウハッカー)」だ。このサービスはGoogleカレンダーと同期できるスケジュール調整機能を提供している。利用は無料。

スケジュールを調整する際には、まずカレンダー上で、スケジュールを入れる候補となる日時をクリックして指定する。指定した日時は、画面左側に「6/1(日) 15:30-18:30」といったようにテキストで表示されると同時に、調整用のURLが発行される。これをコピーしてメールやメッセージングサービスで送付すれば、スムーズなスケジュール調整が可能となる。

もちろん候補は複数選択可能。選択した順番に関わらず、テキストは日付順にソートされる。また調整中のスケジュールをCu-Hacker上で「仮登録」すると、Googleカレンダーには、「候補日時」が自動で登録される。正直なところ、使ってみるまでは情報量も多くてとっつきにくいUIだと思ったのだが、ちょっとしたタイピングなどを省略して予定を調整できるので非常に便利だ。

そんなジェネストリームが5月30日、Cu-HackerのiPhoneアプリを公開した。アプリも無料で利用できる。

ジェネストリーム代表取締役社長の秋貞雄大氏が「スマートフォンでスケジュールを調整する場合、メールとカレンダー、さらにはブラウザを行き来しないといけないことが多いがそれは非常に面倒。それをシンプルでスピーディーな操作で実現する」と語るように、アプリはウェブ版と比べてシンプルなインターフェースを備える。候補日時をタップ操作で選択すれば、候補日時のテキストをクリップボードにコピーしたり、直接メールしたり、FacebookやLINEで共有できる。

今後はAndroidアプリの提供も予定する。現状サービスは無料だが、将来的には法人向けサービスでの有料化を狙っているとのこと。また近いうちにウェブ版を英語対応させるほか、時差の自動計算機能などを導入する予定だという。


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TechCrunch Japan

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