Google Cloudが4つの新リージョンを開設、中東リージョンは初

Googleは米国時間3月4日、Google Cloudの4つの新しいデータセンターリージョンを開設する計画を発表した。インドのデリーとカタールのドーハ、オーストラリアのメルボルン、そしてカナダのトロントだ。これでGoogle Cloudの総供用域は26リージョンになる。同社は昨年、来年はジャカルタとラスベガスとソルトレイクシティ、ソウル、そしてワルシャワにリージョンを開くと言っていた。そして数日前には、ソルトレイクシティのデータセンターをオープンした

この発表の前にすでにGCPのデータセンターはインドとオーストラリアとカナダにあるが、今回新たに発表されたリージョンにより、例えば災害復旧で多忙な国には2つの地理的に離れたリージョンがあることになる。

Googleによると、ドーハのリージョンは初めての戦略的合意に基づくリージョンであり、しかも中東初のリージョンだ。合意の相手はQatar Free Zones Authorityである。ローンチ時からの顧客の1つであるBespin Globalは、アジアにおけるマネージドサービスの大手プロバイダーだ。

Bespin GlobalのCEO John Lee(ジョン・リー)氏は「弊社は韓国の大企業と協力して彼らのデジタルトランスフォーメーションを推進している。その主要要件のひとつが、世界の顧客のすべてに均質なサービスを提供することだ。Google Cloudは自分たちのインフラストラクチャへの継続的拡大投資を中東にも広げているので、弊社は顧客の所在地域で高品質なサービスを提供することが可能だ」と語る。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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