Google Open Galleryは豪華に進化したブログサービス; 美術館も個人も高機能なアートスペースを持てる

Googleはインターネット上のグローバルなミュージアムGoogle Cultural Instituteを充実させるべく、各地のミュージアムの協力を求めている。今日(米国時間12/10)同社はこれを一般公開し、ミュージアムでも個人のアーチストでも誰でも展示できるようにした。そのためにはGoogleのOpen Galleryというサービスを使用し、これを使って誰もがビデオや画像やストリートビューのコンテンツなどをアップロードできる。またそれにテキストをつけて、対話的なガイドつきツアーを構成することもできる。〔訳注: museumは博物館と美術館の両方を含意するので、ここではミュージアムという片仮名語を使わせていただきます。ここではどちらかというと‘美術館’のようですが。〕

今日は45のGoogle Open Galleryプロジェクトが公開されるので、主にヨーロッパのアーチストたちの見事な作品展示を鑑賞できる。招待のリクエストやツールへのアクセスは誰でもでき、画廊へのアクセスもツールの使用も無料だ。ブラウザ上で使用するパブリッシャーツールを使って独立のサイトを作ったり、自分の既存のWebサイトに展示やコレクションを加えることもできる。プログラミングの知識は要らないから、写真家やアーチストが自分で仮想鑑賞ツアーを構成できるのだ。

GoogleのCultural InstituteにはLabと呼ばれる物理的な別棟がフランスのパリにある。そこでは3Dスキャナや高解像度のカメラ、対話的なスクリーンなどがあり、ミュージアムやアーチストたちにとっての、それらの今後の実用方法を実験している。たとえば近未来には、写真家/フォトグラファーの作品発表方法が3D化/対話化するかもしれない。

こうやって世界中の文化的な作品を万人にアクセスできるようにするGoogleの取り組みは、ぼく自身がファンであるだけでなく、今後のインターネットやその部分集合であるWeb上の表現を、ますます充実させていくための新技術の温床にもなるだろう。まるでそれは、Googleがかつて買収したBloggerの骨を拾った形だが、もちろん単なるブログサービスの提供よりは、このような文化的芸術的な創造と展示の場を提供する方が、ずっとモアベターだ。たとえば、自分の作品をいちばん魅力的に見せられる場を探していた写真家/フォトグラファーたちは、Googleのこのプロジェクトを知ってどう思うだろうか?

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))