Google Stadiaプラットフォーム向けゲームの予告編一挙紹介

ゲーム専用機というのはゲームがなければただの箱だということは誰もが知っている。ストリーミング・サービスであっても事情は同じだ。

世界最大のゲームカンファレンスのひとつ、E3 2019を控えて、GoogleはStadia Connectを発表した。これはNintendo Dirctと真っ向から激突することになるクラウドゲームのプラットフォームだ。今回の発表で4K動画であることや料金プランなどやや詳しい情報が得られた。中でも重要なのはこのプラットフォームに投入されるゲームの予告編が公開されたことだ。

リストには有名シリーズに加えてGoogle独占のタイトルも含まれる。個別ゲームは月額10ドルからサブスクリプションできる。

こちらは Moonshine Studios/Coat SinkのGet Packedだ。Stadiaで独占公開されるゲームは引っ越しのための家具の荷造りを一連のゲームにしたものだ。誰もが経験するとおり、家具をパネルパネルバンに積み込むのは非常に苛立たしい作業だが、Get Packedでは細部の物理特性を維持したままシチュエーションを大いに過激化している。4人まで参加できるゲームが加わる予定だ。家具の荷造りは友達に参加を呼びかけるのに格好のテーマだからこれは巧妙な戦術だ。

ActivisionからDestinyシリーズのライセンスを取り戻したBungieは続編をStadiaで公開する。これはスーパーヒーロー的な一人称シューティングゲームで月面で戦うShadowkeepも含まれる。

もうひとつのStadia独占ゲームはGyltというタイトルの単一プレイヤーによるパズルアドベンチャーだ。主人公の若い女性が謎の失踪を遂げた従姉妹を探す。開発元はTequila Worksで、暗い舞台で超自然的な現象が起きる。

Baldurの Gate IIIはダンジョン&ドラゴン系のRPGでStadia版の他にパソコン版も用意される。

Googleは各種ゲームタイトルのいいところを見せるStadiaのプロモーションビデオも製作した。ゲーム開発元にはUbisoft、Take 2、SquareEnix、Warner Bros、Bandai Namco、Bethesdaといった有名メーカーが含まれている。

Googleでは「Stadiaをプレイするには専用機もパソコンもCDもいらない」とストリーミングの利点を主張している。Stadiaは11月にスタートする予定。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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TechCrunch Japan

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