Google Trends(‘トレンド’)がメールによる通知を開始, ‘アラート’は廃止か

Web上で最近人気の高い話題を教えてくれるGoogle Trendsが、メールによる通知サービスを始める、とGoogleが今朝(米国時間4/18)発表した。メールが今以上増えてもかまわない人は、関心のある検索トピックとhottrends〔急上昇中〕やtopcharts〔ランキング〕の対象国を指定する。詳細は、Googleのブログ記事に載っている。〔日本語による登録案内ページ、この記事に書いてあることと、やや違うような…。〕

ただしGoogle Trends本体はリアルタイムのデータで、まさに今、人びとが何を検索しているかを教えてくれるが、このメール通知は登録時に「週1回程度」か「月1回程度」を指定するから、リアルタイムではない。なおGoogleによると、これらの指定は、厳密に毎週とか毎月という意味ではなく、おおまかなもの、ということだ。

だからこの機能は、関心分野のニュースのアップデートを、ほぼ定期的に知りたい、という受動的な人向けのサービスだ。数分前のホットな情報を知りたい人は、能動的にGoogle Trendsを使うべきだ。

 

それでもGoogle Trendsのあちこちにある”Subscribe”ボタン〔“登録”ボタン〕を押すと、いろんなオプションがある。たとえば”Hot Searches”〔急上昇中〕なら、”Hottest”、”Hotter”、”Hot”の三段階から選べる。ここでは「毎日」という指定も可能だ。

またTop Chart〔ランキング〕なら、それがアップデートされたときに通知をもらえる。このことは、Webサイトに明記されていないけど。

Googleは、このメールによる通知は、自分のブランドの人気が気になる企業や、特定のトピックを研究している学生、スポーツチームのファン、などなど、一定のトピックを時間を追って追跡したい人に向いている、と言っている。

登録内容の変更や削除は、”Subscriptions”でできる。

この通知サービスによって、Googleと競合しているサービスの変化を、早めに知ることもできるかもしれない。

Googleにはかなり前から、Google Alerts〔Googleアラート〕という通知サービスがある。指定したトピックに関する最新のニュースや、競合他社の情報などを教えてくれるのだが、最近の噂によると、Googleはこのサービスを閉鎖するらしい。同社は昨年、RSSによるアラートをユーザに断りなく閉鎖したが、そのため、アラートの機能がおかしくなるという問題が発生した

これからはGoogle Trendsに定期的に知りたい検索トピックを登録できるのだが、アラートの方は今後どうなるのか、気になる人も多いと思うな。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))