GoProが新アクションカムのHero8 BlackとMAXを発表

GoProはHeroシリーズと360度アクションカメラの新バージョンを発表した。399ドル(約4万3000円)のGoPro Hero8 Blackの最大の変更点は、GoPro独自のマウントシステムをケースに直接組み込んだ新ボディデザインになり、自撮り棒や吸着マウント、ボディマウントなどに取り付けるための、アドオンフレームが不要になったことだ。

GoPro Hero8 Blackは1080pから4Kの解像度で撮影でき、独自のデジタル安定化技術の第2世代バージョンことHyperSmooth 2.0も搭載されている。GoPro Hero7で初公開された最初のHyperSmoothはその有効性が称賛されたが、新バージョンはさらに強力で、その効き具合を調整できる新しいオプションが存在する。

GoPro独自の可変録画モードことTimeWarpもバージョン2.0にアップグレードされ、マイクなしでの録画での防風効果が向上した。本体の変更によりレンズは取り外せなくなったが、GoProはフィルタ用の新しいマウントシステムを間もなくリリースする予定だ。

新デザイン以外にも、一連の新しい別売りアドオンがあり、GoProはこれを「Mods(モッド)」と呼んでいる。ショットガンマイクを内蔵したMedia Mod(79.99ドル、約8600円)や、フリップアップ式の液晶ビューファインダーを備えたDisplay Mod(79.99ドル、約8600円)、200ルーメンの動画用LEDライトを搭載したLight Mod(49.99ドル、約5400円)が用意される。

もう1つの新しいカメラ ことGoPro MAX は、499ドル(約5万4000円)のGoPro Fusionの後継機で、360度の撮影が可能だ。また、優れたシングルレンズ撮影や従来どおりの広角撮影、そしてMax HyperSmooth(名前のとおり、非常に強力な)と呼ばれる独自のHyperSmoothスタビライズ機能が利用できる。

GoPro MAX にはフロントディスプレイが搭載され、360度動画よりも動画編集の柔軟性と、より簡単に動画をvlog(ブイログ)したい先進的なコンテンツクリエーター向けのようにみえる。

GoProはDJIやInsta360など、ホームカテゴリにおける競争激化に直面しているが、今回のアップグレードは既存のHero7と比べてクオリティが高められた意義ある改善であり、新しいオールインワンボディデザインは外出先でもさらに便利なはずだ。

GoPro Hero8の予約受付は10月15日から、そしてGoPro Maxの出荷は10月24日からとなる。

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(翻訳:塚本直樹Twitter