Grouponの2014年Q1、売上7.6億ドル、非GAAP EPS -0.01ドルで予測を上回る

今日(米国時間5/6)の通常取引終了後、Grouponは第1四半期の業績を報告し、売上7.576億ドル、非GAAP1株当たり損失0.01ドルだった。アナリスト予測は、売上7.4億ドル、1株当たり0.03ドルの損失だった。

GAAPべースでは、Grouponは0.3785億ドル、0.06ドル/株の損失だった。同四半期の調整後EBITDA(*)は4030万ドルだった。[* 金利・税金・償却前利益、支払利息・税金・減価償却・償却控除前利益]

今日の通常取引で、Grouponは3%の低値だった。予測を上回る決算報告後、Grouponは4%弱の高値となった。というのは冗談で、現在Grouponは3%以上下落している。投資家たちは同社の結果に対する評価を決めかねているようだ。

今回の決算は、前四半期決算後の激しい下落を受けたものだ。昨期Grouponは、予想以上の結果を報告した後、10%以上高値をつけたが、弱気の通年利益予測によって即座に10%以上値を下げた。あれは私が見た上場企業の中でも特に印象に残る乱高下だった。

第1四半期の取扱い件数は、対前年比85%増の8400万件だったが、取扱い高は18.2億ドル、29%増だった。同サービスのモバイルユーザーによる利用は54%だった。

四半期末における同社の保有現金および現金相当物は10億ドル。

要するに、Grouponは売上を伸ばし、取扱い高を伸ばし、ユーザー数を伸ばした(アクティブ数前年比24%増)等々という結果だった。現金も十分に保有している。それでも投資家らは、同社の現時点における真に利益を上げる能力、あるいは長期的成長の可能性に対して、どこか不安を感じているようだ。

興味深いのは、Grouponが今日の指針で予測数値を上げたことだ:「Grouponは通年予測を上方修正し、調整後EBITDA 3億ドルを見込んでいる」。もっとも、非GAAP金額上昇の魅力はさほどでもない。2013年第4四半期に発表して不評を買った成長予測の後だけに、この程度の調整では物足りないのだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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