Huaweiは米国マーケット抜きでスマホ販売世界一を目指す

昨年Huaweiは、低調だったスマホ業界で異彩を放った。米国、カナダ政府との関係が希薄になっているのは言うに及ばず、中国での販売も鈍化しているなかで、その成長は驚くべきものだった。

ロイターは、幅広いコンシューマープロダクトや通信プロダクトが貢献し、Huaweiの2018年の売上は50%増だった、と報じているSamsungとAppleがスマホ分野の未来を警戒している一方で、Huaweiはスパイ問題が継続しているにもかかわらず、全世界でのスマホ販売でトップの座をつかみとる確かな可能性があると自信を持っている。

「米国マーケットなしでも我々は世界で(スマホメーカー)ナンバーワンになるだろう」とHuaweiのコンシューマー部門責任者のRichard Yuは新製品発表会見で述べた。「早くて今年、遅くとも来年にはそうなると確信している」。

同社は今週、新しいモデムやチップセットを含む5G計画の一端を明らかにした。チップセットは来月のモバイル・ワールド・コングレスで披露する計画の折りたたみスマホに使用されると予想されている。

Huaweiには確かにこの分野で勢いがある。同社は、不景気やゆっくりしたサイクルでのスマホアップグレード、全世界でのスマホ不況につながるそのほかの要因に立ち向かうことができたように、明らかに正しい方策をとっている。

原文へ 翻訳:Mizoguchi)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。