Instagram、広告主が20万社に急増

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Instagramは今日(米国時間2/24)、月間アクティブ〈広告主〉が20万社に達したことを発表した

比較すると、Facebookは1年前に200万社のアクティブ広告主がいると発表し、Twitterは14万 13万社と言っている。おそらくInstagramの数字で最も注目すべきなのは、このFacebook傘下の写真共有サービスに、6月にはわずか数百の広告主しかいなかったという事実だろう。

成長の大部分は海外だ ― Instagramの広告プログラムは5ヵ月前に全世界に拡大され、同社の事業開発およびブランド開発責任者、James Quarlesは、広告主の75%が米国以外であると私に話した。

例えば、Instagramによると、ドイツのスーパーマーケット、Reweは、キャーンペーンの結果、広告記憶が37%改善した。またブラジルのEコマース会社、PetLoveは、キャンペーンによる1インストール当たりのコストが、他のオンラインチャンネルより30%低かった。

Quarlesが、Instagramは広告主が消費者とつながりその行動に影響を与える最適な場所であると指摘するのは当然といえる。最近のユーザー調査によると、回答者の60%が商品やサービスについてInstagramで知ったと答え、75%がInstagramの投稿を見た後で行動を起こしたと言っている。

これは広告主にとって良い知らせだろうが、こうした広告の増加はInstagramのレギュラーユーザーにとってはどうなのか? 目に入る広告の数は増えるのか?

Quarlesによると、必ずしもそうではない ― 広告主が増えることは広告が増えることを意味するとは限らない。むしろ、大企業や多様な広告主が増えることでユーザー体験は改善されるかもしれない。なぜなら、自分の関心に合った広告が表示される可能性が高まるからだ。彼は、表示される広告の数は「Instagramで過ごす時間に比例」しており、Instagramは企業が「自身のビジュアルな声」を発見し、広告が高品質で効果的になるよう協力している、と言っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

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