Instagram、投稿した写真を非公開にする「アーカイブ」機能を公開

先月本誌はInstagramが 「アーカイブ」という新機能をテストしていることを報じた。ユーザーが自分の投稿を誰にも見られなくする機能だ ―― 永久にも一時的にも。今日(米国時間6/13)、同サービスは全ユーザーにこの機能を公開した。今すぐ写真を隠すことができる。

自分のプロファイルにあるどの写真もビデオも、画面右上にある “…” 3つのドットをタップして、「アーカイブ」(archive)することができる。

アーカイブされた投稿は、プロフィール画面の右上に用意された専用セクションに移動される。

このアーカイブページとその中の全投稿は本人にしか見えない。いずれ写真をアーカイブから出してプロフィールに表示することも、そのまま永久に自分だけの記録にしておくこともできる。

ところで、なぜ写真をアーカイブするのか?

例えば、あまりいいね!をもらえなかったけど、その瞬間を覚えておきたいので、カメラロールにある何万枚もの写真の中に埋もれさせたくないとき。あるいは、友達とけんかをしたり、交際相手と別れたり、しばらく会いたくないけれども永久に削除するのはためらわれるときなど。

もしかしたら、ソーシャルメディアを完全休養して、しばらくの間自分の写真を全部アーカイブしたくなることもあるかもしれない。

この機能はSnapchatのMemoriesセクションをやや彷彿させる。後世に残したいが、ストーリーの中で友達に見せたいとは思わない写真やビデオを保存しておくSnapchatの機能だ。

唯一の違いは、Instagramアーカイブフォルダーには直接投稿できないことだ ―― つまり、写真は少なくとも一瞬は公開しなくてはならず、その後アーカイブに移動することができる。このため、この新機能がパーソナルなギャラリーとして使われることは稀で、文字通りのアーカイブセクションとして、将来公開するかどうか本当にわからない写真を置く場所になるだろう。

注目すべきは、いずれInstagramが最初から非公開に写真を保存する機能を提供するかどうかだ。 ――組み込みの “finstagram” のようなもの。finstagramとは、一部のユーザーが作る秘密の “fake” Instagramアカウントのことで、個人的写真、あるいは家族やごく親しい友達とだけシェアする写真を保管しておく場所として使われている。

“archive” 機能は本日(米国時間6/13)全ユーザーに公開される。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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