iOSの上でシロートでも簡単に合成写真を作れるUnion, TangentのPixiteから

Pixiteは、UnboundFragmentTangentなどなど、iOS用の高度な写真アプリを作っていて、Tangentは2013年の”App Store Best”にもなった。その同社が今回は、合成写真を作るアプリ、いわゆるフォトブレンディング(photo-blending)アプリケーションUnionをリリースする。このアプリを使うと、たとえば左図のように、複数の写真の重ね合わせや、シルエット(輪郭)化、二重露出効果、背景と前景の合成、などなどを容易にできる。

PixiteのEugene Kanekoによると、このアプリは既存のアプリやライブラリなどに依存せず、ほとんどゼロから作った。だから、“二つの写真をこれまでなかったような、すごいやり方で組み合わせることができる”、という。

チームのScott Sykora、Ben Guerrette、Rich Changらは最初、同社の既存の写真編集アプリTangentやFragmentに、マスキングの機能を加えようとしたが、それをすると、それらのアプリが複雑になりすぎることに気づいた。そこで、単独のアプリとしてUnionを作ることになった。

Unionは写真の合成やマスキングができるだけでなく、Pixiteのそのほかのアプリと組み合わせて使えるので、作業が自然に一つの流れになる。別々のアプリを立ち上げる、という感覚がない。

このアプリを使うときは、まず最初に、背景や色塗り、透明レイヤなどをロードして、そこに、上にのせるべき前景や色塗りなどをロードする。これらのロードの過程で、明るさ、コントラスト、色温度、飽和レベルなどを、スライダーを使って調整できる。

最後にマスクを加えて、前景のどこが背景を隠すのかを指定し、合成画像を作り上げる。

編集ツールがとても精密なので、画像の細かい変化を自由に指定できる。

ブラシもいろいろあるので、塗りつぶし、グラデーション、スクエアブラシなどなどを使い分ける。ブラシサイズを、ズームイン/アウトできる。PixiteのほかのアプリにないMagic Wand(魔法の杖)というユニークなツールは、色などの調整と結果のプレビューをリアルタイムでできるので、やり直しなどにそれほど時間を取られない。

こんな写真編集は誰もが頻繁にやりたくなるものではないと思うが、プロや写真マニアには喜ばれるはず、と同社は考えている。

でもプロでない人でも、Unionではこんな高度な写真編集が比較的簡単にできるから、いろいろ試してみると楽しいだろう。眠っていたあなたのクリエティビティが、目を覚ますかもしれない。

Unionで作った画像は、Instagram、Facebook、Twitter、それにメールで、すぐに共有できる。

これだけ高度な機能がありながら、UnionはiTunesでたったの1ドル99セントだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iOSの上でシロートでも簡単に合成写真を作れるUnion, TangentのPixiteから

Pixiteは、UnboundFragmentTangentなどなど、iOS用の高度な写真アプリを作っていて、Tangentは2013年の”App Store Best”にもなった。その同社が今回は、合成写真を作るアプリ、いわゆるフォトブレンディング(photo-blending)アプリケーションUnionをリリースする。このアプリを使うと、たとえば左図のように、複数の写真の重ね合わせや、シルエット(輪郭)化、二重露出効果、背景と前景の合成、などなどを容易にできる。

PixiteのEugene Kanekoによると、このアプリは既存のアプリやライブラリなどに依存せず、ほとんどゼロから作った。だから、“二つの写真をこれまでなかったような、すごいやり方で組み合わせることができる”、という。

チームのScott Sykora、Ben Guerrette、Rich Changらは最初、同社の既存の写真編集アプリTangentやFragmentに、マスキングの機能を加えようとしたが、それをすると、それらのアプリが複雑になりすぎることに気づいた。そこで、単独のアプリとしてUnionを作ることになった。

Unionは写真の合成やマスキングができるだけでなく、Pixiteのそのほかのアプリと組み合わせて使えるので、作業が自然に一つの流れになる。別々のアプリを立ち上げる、という感覚がない。

このアプリを使うときは、まず最初に、背景や色塗り、透明レイヤなどをロードして、そこに、上にのせるべき前景や色塗りなどをロードする。これらのロードの過程で、明るさ、コントラスト、色温度、飽和レベルなどを、スライダーを使って調整できる。

最後にマスクを加えて、前景のどこが背景を隠すのかを指定し、合成画像を作り上げる。

編集ツールがとても精密なので、画像の細かい変化を自由に指定できる。

ブラシもいろいろあるので、塗りつぶし、グラデーション、スクエアブラシなどなどを使い分ける。ブラシサイズを、ズームイン/アウトできる。PixiteのほかのアプリにないMagic Wand(魔法の杖)というユニークなツールは、色などの調整と結果のプレビューをリアルタイムでできるので、やり直しなどにそれほど時間を取られない。

こんな写真編集は誰もが頻繁にやりたくなるものではないと思うが、プロや写真マニアには喜ばれるはず、と同社は考えている。

でもプロでない人でも、Unionではこんな高度な写真編集が比較的簡単にできるから、いろいろ試してみると楽しいだろう。眠っていたあなたのクリエティビティが、目を覚ますかもしれない。

Unionで作った画像は、Instagram、Facebook、Twitter、それにメールで、すぐに共有できる。

これだけ高度な機能がありながら、UnionはiTunesでたったの1ドル99セントだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))