Jobyのジブキットはなんとなく間抜けな自撮り棒の高級バージョン、本格的な俯瞰撮影にも使える

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テレビ局が群衆を撮るときには、重機のクレーンのような装置の先端にカメラを取り付けて、上から見た迫力のある俯瞰的な映像を撮影する。そんな撮影を自分でもやりたい人は、JobyのAction Jib Kitを使うとよいだろう。アクションを接近撮影するのに適しているし、大げさな自撮り棒として使えば、まわりの人たちが唖然とするだろう。

ジョークはともかくとして、このジブキットは自撮り棒としても使えるけど、でもなぜ、テレビはジブを使うのだろうか? それは安全な距離からカメラ位置を上下できるので、写真やビデオを撮る人たちにとってすばらしいツールだからだ。Jobyの製品はロープと滑車を使った単純な構造で、ジブのヘッドを上下に傾ける。あなたにも、きっとすばらしい映像が撮れるだろう。

Not pictured: My deep shame and complete lack of self-respect

二つのJib Kitを連結して使うと、このように、かなり上からの撮影ができる。ただし、そんな使い方は推奨されていない。こんな画像のモデルになるのは恥ずかしかったけど、でも表情はけっこう厚顔無恥だな。

このキットは小さなスマートフォンを取り付けられる(ぼくの大きなiPhone 6 Plusでも大丈夫だった)。アクションカメラやコンパクトカメラでもよい。お値段は100ドル弱で、すでに発売されている。使うときには三本のアルミニウム棒をつないで長くし、ロープとハードウェアをセットすれば、アクションシーンの傑作が撮れるだろう。棒をつなぐ、という方式なので、複数買えば相当高い(長い)ジブを作れる。全体の重さは660グラムしかないから、腰痛になる心配はない。ただし、慣れないうちは組み立てに時間がかかるし、とくにロープと滑車の部分が想像以上に難しい。

なお、棒は塗装屋さんが足場用に使っているポールとほぼ同じだから、どこかで古いのをもらえたら、さらに高さを稼げる。あほらしい、と思う人もいるかもしれないけど、けっこう本格的な撮影目的にも使える、と思うね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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