Kronos Liftは、高級感漂うスタンディングデスク

私は数年前からスタンディングデスクが普及し始めたのを見ていて、今も毎日使っている。この10年でテクノロジーは殆ど変わっていないが、デザインと品質は日々改善を続けている。BDIのKronos Liftに注目するのはそのためだ。

これは驚くほどエレガントなデスクで機械部分は殆ど目に見えない ーー モーターはテーブルトップと脚の間に隠されている。同社はこの2100ドルのデスクにしっかりとした機能をいくつか追加して、オフィス環境似合う気の利いた家具に仕上げた。

BDIはオフィス家具を作っている。これは、弁護士事務所か資金を得たスタートアップで見るような道具だ。ホームオフィスにはちょっと似合わないが、しゃれたデザインのホームオフィスであればその限りではない。私はといえば、IKEAの組み立て家具を並べる方が好きだ。

ともあれ、Kronosは機能的で使いやすいデスクだ。4つのプリセットポジションのほか手動で29インチから54インチまで高さを調節できる。事務用品を置いたり、モニターを目の高さより少し上に位置させるための「中2階」もある。中2階の後部は塞がれているのでデスクを動かした時に何かが落ちる心配はない。無駄のないデザインの中で気が利いている。引き出し式のキーボード台があるので作業スペースを広く使える。

組み立ては簡単だったが、トップシェルフにちょっとした問題があり、ひび割れができてしまった。私は30分で組み立て終わり数分後には使い始めていた。脚とモーターの組み立ても簡単で、必要なのはテーブルトップと中2階を設置することくらいだ。モーターは非常に静かでは速く今使っているモーター式デスクよりずっと速くて静かだ。

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この手の製品はよく見かけるようになり今やコモディティ化している。Spotifyの操作ができるモデルを別にすると、スタンディングデスクにできることといえばお尻を休ませることだけだ。2100ドルという価格なので、本当に欲しいものかどうかよく考えることをオススメするが、平均的ホームオフィスワーカーがこれを選ぶとは思えない。おそらく原始的だがチャーミングで調節ハンドルが股間を突き刺すIkea Skarstaに決めるだろう。でも、よく考えてみるとスーパーロボティックなハイエンドデスクも悪くないかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook