Lightroom for Androidがデザインを完全に改装、‘iOSファースト’の姿勢は崩れず

Adobeが同社の写真管理/編集アプリLightroomのiOS/Android両バージョンを今日(米国時間7/18)アップデートした。iOSバージョン(iPhone, iPad用)は、ブラシ(絵筆)の選択や、ディテイルタブが増え、iPadバージョンはインタフェイスがアップデートされた。でも今回の目玉は、Androidアプリがデザインを一新したことだ。

Adobeは長年iOSを優遇してきたベンダーで、今ではAndroid上にほとんど何でもあるけど、iOS版に比べるとやや手抜き感がある。Android上のLightroomはデスクトップバージョンに十分対抗できる出来栄えだが、きびきびしたネイティブな使い心地には達していなかった。

Adobeは今日の声明でこう述べている: “Android上で最良の体験を提供するためにLightroomのデザインをゼロからやり直し、高速性と効率性を担保、そしてAndroidらしさを前面に打ち出した。どの画面も新しいデザインに変えられ、自然でネイティブなAndroid体験をお届けするとともに、プロ級の高品質な写真編集機能をモバイル上に実装することができた”。

残念ながら、今の線形および放射状のグラデーションを補完するSelective Brush(ブラシ(絵筆)選択)や、シャープさとノイズをグローバルにコントロールするDetail(ディテイル)タブは、やはり、‘iOSが先’となった。Android上では、かなり待たされるのかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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