Limeがケープタウンで電動スクーターをローンチ

Lime(ライム)はアフリカで電動スクーターを運用する、初の大手オペレーターとなる。同社は来年初め、南アフリカのケープタウンで電動スクーターをロールアウトする。なお、米国やヨーロッパでは歩道にスクーターが設置されているが、Limeはケープタウンにてスクーターを市中のプライベートな場所に設置する。

Lime GlobalにてOperations and Strategy部門の責任者であるWayne Ting(ウェイン・ティン)氏はプレスリリースにて「ケープタウンはアフリカのテクノロジーとイノベーションを前進させる手助けをする」と述べている。「私たちの使命は持続可能で手頃な価格の交通手段を通じて、都市の生活を改善することであり、ケープタウンに住み、あるいはそこへ向かう南アフリカの人々が有意義な移動手段を利用でき、カーボンエミッションを削減できることを楽しみにしている」。

「私は電動バイクの展開を、ぜひ実現したいと思っている。なぜなら、そこには新しいソリューションをすぐに受け入れる非常に若くて革新的な住人がいるからだ」と、Birdのヨーロッパ、中東、アフリカ地域を担当するPatrick Studener(パトリック・スチューダー)氏は昨年7月に語った。

Limeは今後数週間のうちにアラブ首長国連邦、アブダビ、ドバイにも電動スクーターを配備すると述べている。同社のアブダビ進出は、Limeにとって中東における3番目の市場となる。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。