LINE Pay6月還元祭はアマギフとSuicaチャージの技封じる、いまやっておくべきことは?

LINE Payカードの直接決済は対象外

LINE Payは、6月1日~9日の期間限定でLINE Payの決済金額から実質15.5~20%の還元が受けられる「Payトク祭!!!」キャペーンを開始する。 対象となるのは、LINE Payのコード決済に対応するリアル店舗、オンライン決済に対応する通販サイト、バーコード決済に対応する公共料金など一部の請求書、バーチャルもしくはプラスチックのLINE PayカードをGoogle Payに登録して使うQUICPayでの支払い。iPhoneでは、LINE PayカードをApple Payに登録できないため、QUICPayでの還元は受けられない。

Google Payに登録したLINE PayカードならQUICPay支払いで還元を受けられる

残念ながら、これまで対象とされてきたLINE Payカードでの直接決済はNGとなる。これにより、LINE Payカードで購入可能だった、アマゾンギフト券やSuicaチャージでは還元を受けられない。「特に買うものはないけど、とりあえずアマギフかSuicaに交換しておいて還元を受けとこう」という節約術は使えなくなったのだ。 5月末までは、各種コード決済のキャンペーン端境期。前回にSuicaチャージした私は、Suica決済するたびに間接的な20%還元の喜びを噛み締めていたのだが、来月からはそれは叶わない夢となる。

ちなみに、LINE Payカードの直接決済をキャンペーンから除外した理由をLINE Payに問い合わせたところ、事業戦略上の変更とのこと。同社としても、裏ワザ的に還元を受けられる仕組みは本意ではなかったのだろう。

さて、今回のPayトク祭の内訳だが、還元上限額は5000円で、LINE Payの決済専用アプリを1回以上使うことで還元上限額が1万円に倍増する。キャンペーンの還元率は15%、前月の利用実績で当月の還元率が決まるマイカラーで0.5〜2%、コード決済で3%となり、実質は15.5〜20%の還元だ。 期間中に、最低の15.5%還元(Payトク祭15%還元+マイラカラーホワイト0.5%還元)なら6万4516円、最大の20%還元(Payトク祭15%還元+マイカラーグリーン2%還元+コード払い還元3%)なら5万円を決済すれば、それぞれ最大の還元を受けられる。

LINEに内蔵されているスターバックスのバーチャルカード

とはいえ、電気代や水道代をLINE Payで支払える恵まれた環境でないと、特に買うものがない状態で9日間で5万円以上の決済はなかなかハードルが高い。そこで注目なのが、LINE内蔵のスターバックスカードだ。

これはLINE Payと連動しているバーチャルなスタバカードで、LINE Pay残高から直接チャージできる。LINE Payに問い合わせたところ、このチャージはオンライン決済と同じ扱いになるとのこと。つまり、コード決済特典の3%還元は付かないので還元率は15.5~17%となる。

一度に1万円までしかチャージできないので、スタバカードだけで6月Payトク祭の還元額を根こそぎかっさらうことは難しいものの、キャンペーン期間終了前にチャージを検討する価値はある。5月26日までは、LINEスタバカードにチャージできる500円クーポンが配布されているのでこちらも確保しておこう。

5月26日まで配布されている500円オフクーポン。LINE Payからスタババーチャルカードに入金するときに利用できる。例えば、LINE Payで1000円を入金した場合、実際に引き落とされるのは500円で、残りの500円をクーポンが充当するかたちになる

このバーチャルカードはLINE Payとスターバックスが協業して実現した画期的な機能なので、さすがにこの道は塞がないだろう。もちろん、スタバでしか使えないが。

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TechCrunch Japan

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