Lyftがドライバー向けカーレンタルプログラムを強化

最近Lyft は、米国内における車所有台数を減らしたいというメッセージの発信に力を入れている。その反車両所有運動の最新の例が、カーレンタル会社であるAvisとの提携だ。

複数年契約の一部として、AvisはLyftのExpress Driveプログラムに数千台もの車両を追加する。同プログラムはこれまでもHertz、Flexdriveからドライバーたちに週単位で車をレンタルしてきたが、これにAvisが加わった。

LyftのCOOであるJon McNeillは「Avis Budget Groupとの提携によって、新規ならびに既存のドライバーの皆さんに、より高品質なオプションを車両選択時に提供できるようになります」とプレスリリースで語っている。「そしてより多くのドライバーの方がご自身の車を手放すに従って、Express Drive programが拡充し、Lyftを介してお金を稼ぎ続けることが可能です」。

これは、Teslaの元ワールドワイドサービスならびにカスタマーエクスペリエンスサービス担当副社長だったKarim Boustaが、Lyft Express Driveの責任者に着任した直後の決定だ。Boustaはまた、LyftのドライバーサポートセンターであるLyft Hubの、次世代版を立ち上げ、拡大する役割も担当している。彼はまた、ドライバーへの報酬とインセンティブを強化することも任されることだろう。

Uberも同様に、Hertz、Getaround、そしてFairを通じ、週単位、日単位でのカーレンタルを提供している 。UberはGetaroundとのパートナーシップをさらに拡大して、誰でもUberアプリを介して個人利用のために車を借りることができるようにした。Uber Rentと呼ばれるこのプラットフォームは、インスタントレンタルに利用可能なGetaroundの既存の車市場を活用している。

5月にLyftは、より安価なオイル交換、基本的な車のメンテナンス、カーウォッシュその他でドライバーたちをより良くサポートするために、1億ドルを拠出することを約束した。Lyftはまた、全国15都市のドライバーハブの営業時間を倍にする予定だ。

このコミットメントによって、ドライバーたちはより多くのお金を稼ぐことができ、運転コストを下げることで儲けを最大化することができる。その他のメリットとしては、SUVレンタル、税教育などが含まれている。

Lyftはまた、今後5年間でドライバ数を2倍以上に増やす予定だと述べている。現在Lyftには、最新の経済影響報告書によると、140万人の運転手が登録されている。

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(翻訳:sako)

画像: Patrick T. Fallon/Bloomberg via Getty Images

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TechCrunch Japan

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