Mammoth Mediaが最新ニュースとトレンドを要約するCatchUpアプリを公開

最新のニュース、ポッドキャスト、Netflixの番組情報を追いかける方法はないかと探している人には「CatchUp」という新しいアプリが役に立つかもしれない。

CatchUpは、チャット小説アプリの「Yarn」やソーシャル投票アプリの「Wishbone」を提供するスタートアップのMammoth Mediaがリリースした、最新のアプリだ。Mammoth Mediaの創業者でCEOのBenoit Vatere(ベノワ・バテレ)氏は筆者に対し、CatchUpは「Booknotes」という本の要約アプリからスタートしたが、初期ユーザーから「本以外の要約はないの?」との声が常に寄せられたと語る。

まさにその声に応えたのが、最新のニュースとエンターテインメントのトピックをまとめるCatchUpだ。要約は、モバイルソーシャルアプリでビデオを見たことのある人にはおなじみのかたちで提供される。縦長のスライドが数ページあり、テキストのキャプションが添えられていて、ほんの数分で見ることができる。

トピックはMammothのアプリや幅広いソーシャルメディアのトレンドから選ばれるとバテレ氏は説明した。例えば、筆者が米国時間3月25日の朝にCatchUpを開いたときには、誰もが重大な関心を持っている新型コロナウイルス流行の基本情報を示したビデオが表示された。もう少し軽いものとしては、現在公開されているストリーミングサービスを紹介するビデオもある。

CatchUpチームの動きは速いようだ。バテレ氏は、チームはトレンドに対応してわずか1〜2日で新しいビデオを作っていると述べた。さらに、このアプリでは時間が経つと消えるニュース性の高いビデオ(「コンテンツが多すぎるとアプリのリテンションが犠牲になる」とのこと)と、しばらく残るコンテンツを混在させていくとも語った。

バテレ氏は、このアプリはまだ初期バージョンで、CatchUpのチームはユーザーの反応を見てイテレーションをしていく計画だと強調した。現在は英語のみだが、いずれほかの言語が追加されるかもしれない。Mammoth Mediaは、今後は収益化を図り、広告を取り入れて、ゆくゆくはアプリ内購入やサブスクリプションを追加することも計画している。

同氏は、CatchUpの要約は独立したものであるべきだが、さらに深いエンゲージメントを喚起する可能性があることも示唆する。

「みんなが『Love is Blind』(Netflixの人気番組)のことを話しているけどそれって何だろうと思ったら、2分間聞けば何がどうなっているかを知ることができる。それが本当に面白そうだったら番組を見るし、それほど面白そうでなくても何の話かは理解できるようになる」(バテレ氏)。

画像クレジット:Mammoth Media

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(翻訳:Kaori Koyama)

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TechCrunch Japan

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