MaxStone、Kickstarterで支援募集―iPhone経由でデジイチのリモートシャッター、タイムラプス撮影ができるガジェット

Bluetoothを介してデジタル一眼レフを操作するガジェットはトレンドになりつつあるが、今回Kickstarterに登場したプロジェクトはその中でも機能の豊富さ、デザインのスマートさで出色の存在だ。このガジェット、MaxStoneはiPhoneをリモコンとしてカメラのシャッターを切ることができる他、Bluetoothを利用した盗難・置き忘れ防止機能などが組み込まれている。

MaxStone本体は時計用ボタン電池で駆動される小さなデバイスで、簡単なループストラップでカメラに固定され、カメラのシャッターボタンをカバーする部分とカメラの赤外線センサー部分を覆う本体がある。この本体にはBluetoothでスマートフォンからコントロールされる赤外線発光器が収容されている。

ユーザーはスマートフォンにインストールしたアプリから発光器を操作し、シャッターを切ることができる。Wi-Fiを利用したシステムに比べると一見ローテクに見えるが、その分対応するカメラの機種がずっと広い。Canon、Nikon、Pentax、Sony、Olymps、Minolta、Samsungなど赤外線リモコン機能を備えるほとんどすべてのデジタル一眼がサポートされている。

MaxStoneのアプリはシャッターを即時作動させることもタイマーモードで作動させることもできる。またタイムラプス撮影もできる(最長1年近くにわたって設定可能だという)。長時間のタイムラプス撮影の場合、iPhoneのバッテリーが切れたり接続範囲外に出たりしても撮影は続けられる。またいくつかの機種についてはビデオ撮影の開始/停止もコントロールできる。

これだけでも安価(支援オプションは29ドルから)なデバイスとしては優秀な機能だが、さらにBluetoothによる距離センサー・アラーム機能が付加されている。MaxStoneをカメラに取り付けておけば、ユーザーがカメラから一定距離以上離れるとiPhoneから警報が鳴る仕組みだ。逆のMasStoneからiPhoneを鳴らすこともできる。iPhoneを車の中などでどこかに紛らせてしまったときなどに便利だ。最後に、このデバイスはiPhoneのカメラのリモートシャッターとしても使える。セルフィー(自画撮り)大好き世代にはうれしい機能だろう。

MaxStoneはWill E、Lia Zhang夫妻によってプロトタイプが開発された。無線技術者のWill Griffithが赤外線通信機能の部分を仕上げ、ShawnHanがiOSアプリを開発した。ニューヨークに本拠を置くMaxStoneチームは量産開始のために5万ドルの資金をを必要としている。現在6500ドルが集まっており、募集期間は59日残っている。すべてが順調に進めばMaxStoneは2014年の3月に出荷できる予定だ。

〔日本版〕TechCrunchの元記事の影響か、現在資金は1万5000ドル以上集まっている。早期割引オプションは売り切れで、現在残っているのは35ドル(日本からは送料込みで45ドル)からのオプション。Amazon Paymentで支払いができる。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+