MazeはInVisionなどのデザインプロトタイプで多様なユーザインタフェイステストができる

Mazeを使って、開発中のアプリケーションのユーザーインタフェイスの良し悪しをテストできる。MazeはWeb上の単純なサービスで、InVisionやMarvelのプロトタイプファイルでUI/UXのテストができる。

デザイナーはInVisionやMarvelを使ってる人が多いけど、それらで作ったデザインで定量的なテストをするのは難しい。Mazeはビデオ録画ツールではないので、ユーザー(テスター)がやってることをビデオで見る必要はない。

また、それ自身はプロトタイピングツールではないので、デザイナーはInVisionやMarvelをそのまま使い続ければよい。MazeはWebブラウザーからユーザー(テスター)のパス(マウスの動き等)を記録するので、デスクトップでもモバイルでも、何かのソフトウェアをインストールする必要もない。

テストをセットアップしたら、リンクを多くのユーザー(テスター)と共有する。そのリンクを開くと、テスターとしてやるべきことが指示される。“いちばん近いレバノン料理の店を見つけなさい”とか、“ジョンを友だちとして加えなさい”とか。ひとつのテストを終えると、Mazeが自動的に次のテストを見せるので、その流れに乗るだけでよい。

デベロッパーには、テストの結果を見るためのダッシュボードが提供される。そこには成功率や、いろんな動作・作業の所要時間、タップが多かった画面領域などが表示される。個々のテスト項目の結果も分かる。

複数のデザインを複数のグループに送ってテストすれば、Mazeで簡単にA/Bテストができる。

すでに、数千名のデザイナーがこのサービスを試用している。その中にはAmazonやAirbnb, Uber, Shopifyなどのデザイナーもいる。

同社はPartechとSeedcampから47万ドルのプレシード資金を調達した。Mazeは典型的なSaaSで、無料プランと、複数の有料プランがある。

ぼくも試しに使ってみたが、使い心地は快適だ。若いスタートアップとは思えないほど、洗練されている。ぼくはデザイナーではないけど、デザイナーならたぶん毎日使うだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa