Media TempleのWordPressホスティングサービスが機能拡張、Google Apps for Workを同梱

世界最大のドメイン登録サービスGoDaddy傘下のWebホスティングサービスMedia Templeが今日(米国時間2/25)、そのWordPressホスティングサービスの拡張を発表した。Media TempleがWordPressだけ用のホスティングを開始したのはほぼ1年前だが、その提供プランは月額29ドルのものだけだった。今日からはプランが複数になり、最低は個人向けの月額20ドルとなる。そのほかに、デザインショップやサイト開発ショップ用、エンタプライズ用のプランがある。

Media Templeのプロダクト担当VP Brian Kuhnによると、これまでのやり方では多様なユーザに対応できないと悟ったため、今回の変更を決定した。競合するPantheonやWP Engineなどに負けないためには、もっと幅広い顧客層をつかまえることが必要だ。

月額20ドルの個人向けプランでは、ストレージが30GB(SSDだ!)で、月間最大ビジター数が40万、最大で2つのサイトをサポートする。月額60ドルのStudioプランは、ストレージ100GB、月間ビジター200万、サイト数10まで、そして月額240ドルのAgencyプランではストレージ500GB、ビジター数1000万、サイト数50となる。その上のエンタプライズプランは、容量等はユーザの指定に従い、サイト構築・運用の指導もつく。また個人プラン以外では、マルウェアの自動除去、ドメイン登録、SSL証明などのセキュリティ機能がある。競合サービスと比べると、容量が大きくてしかも安い!、という印象になる。

GitやSSHをサポートするなど、デベロッパのための便利機能もある。また最近同社は展開配備プロセスと管理用パネルをアップデートし、WordPressの新しいテーマを三つ加えた。

さらにStudioとAgencyとエンタプライズプランにはGoogle Apps for Workのアカウントがおまけでつく(Studioは2、Agencyは5)。Kuhnは、Media Templeのユーザには喜ばれるはず、と断言する。なぜなら、有料でWebホスティングを利用する顧客の多くが、同時に、メールなどの仕事環境もセットアップしたい、と願っているからだ。


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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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