Mediumが前回の資金調達から1年足らずで新たに5000万ドルを調達

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MediumはTwitterの共同ファウンダーであるEv Williamsが率いるオンラインパブリッシング・プラットフォームだ。今回シリーズCのラウンドで5000万ドルを調達したことを発表した。

MediumがシリーズBで5700万ドルを調達してから1年にも満たないが、Williamsは今回の追加調達について「私たちが目指すビションに向かって成長するために必要なリソースを拡充するため」という。

この調達ラウンドはTwitterにも投資したSpark Capitalが率いた。Spark CapitalのKevin Thau(以前Twitterの役員を務めていた)は投稿で今回の投資について説明している。Snapchatの短時間の消費と比べ「Mediumは時間軸に関係なく、考え抜かれている」とし、より「バーティカル」なソーシャルメディア体験に可能性があると説明した。

彼はさらにこう説明している。

これがMediumに期待している理由です。企業にとってもっとも難しいことは1つのことに集中することです。そうすることで全てが一列に整います。Mediumは最良の読む体験と面白いものを書く場所という点にフォーカスしています。1つの目的のためのパブリッシングツール、ネットワーク、エコシステムは書かれた文章をシェアするために作られています。

また、Andreessen HorowitzのBen HorowitzとJLabsのCEO、Judy EstrinがMediumの役員に加わり、GreylockのDavid Szeは任が解かれるとWilliamsは伝えた。(GreylockのJosh Elmanは引き続き役員を務める)。

今月の初めには、The AwlやPacific Standardといった100を超えるパブリケーションがMediumのプラットフォームに丸ごと移行することに同意したと発表している。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

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TechCrunch Japan

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