Microsoft、Windows 10のアクセシビリティー機能を大幅に強化

Microsoftは、Windows 10に視覚障害者向けの新機能を数多く追加する計画を今日(米国時間3/19)のブログ記事で発表した。Windows 10の次期バージョンに追加される機能の中で特に目立つのが「簡単操作」設定パネルの変更だ。

改訂された画面は、視覚、聴覚、操作の各グループに分けられ、よく使われる機能が先頭に置かれている。新たに追加された機能として、「すべてを大きくする」や「すべてを明るくする」などもある。

同社の画面読み上げアプリ、ナレーターが微調整されてキーボード入力への反応がよくなり、連続的な読み上げが改善された。Edgeブラウザーでは「ページ読み込み中」などの情報が追加されたほか、ユーザーは声の抑揚によってテキストのスタイルを制御できるようになった。つまり、テキストを太字にするために「太字開始」と言う代わりに、声の調子によって文字スタイルを調整できる。

視線制御も改善され、制御の一時停止が可能になった。ただし、この機能はまだベータテスト段階のようだ。なお、一部の新機能はInsiderビルドを通じて、早いもの好きの人たちはすでにプレビューしていた。

Microsfotは今年中にさらにアクセシビリティー機能を強化する。CEO Satya Nadellaが去る2015年に約束した「わが社のプロダクトデザインと企業文化の受容性を高める」ことが目的だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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