MicrosoftがWindows 10上の新しいブラウザSpartanを発表

予想どおり、Microsoftは今日(米国時間1/21)、同社の新しいブラウザを披露した。それに使われている新しいレンダリングエンジンは、同社のVP Joe Belfioreによると、“Windows 10を使う次世代のWindowsユーザの能力を高める”ものだそうだ。

その新しいブラウザは、前々から言われていたとおり“Spartan”という名前で、残念ながらWindows 10の次のプレビュー用ビルドには含まれず、デベロッパやユーザがいつ初体験できるのかも明らかでない。また、新しいエンジンに関する詳しい技術的説明もなかった。

Spartanには、あとで読むのリスト(ブラウザがPocketを内蔵しているようなもの)や、わき見運転防止用の閲覧モード、PDFビューワなどがある。

Cortanaもサポートされる。だからブラウザはユーザの次のフライトを知っていてブラウザの検索バーの右端にそれがポップアップする。また、今見ているサイトの関連情報も表示される。レストランのページを見ていたら、Cotanaがそこへの行き方を教えてくれるし、予約も取らせてくれる。

Spartan自身のタブがつねにトップ(左端)にあって、そこに、今見ているタブの小さなプレビューが一覧される。“各ページのコンテンツが分かるように”、とBelfioreは言う。このブラウザのデザインが単純化を意識していることは明らかだが、現状ではブックマークなどの機能の詳細が分からないので、現物を見ないかぎり評価はできない。

今でもInternet Explorerは全世界で約58%ののシェアを占めており、1年前と変わっていないし、2年前(55%)よりは増えている。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。