MicrosoftのWeb開発ツールWebMatrixがバージョン3となりGitHubをサポート

Microsoftが、無料のWeb開発ツールWebMatrixの最新バージョンWebMatrix 3をリリースした。新バージョンではWindows Azureとの統合がより深くなり、そしてGitHubをサポートした。

WebMatrixのユーザはWindows Azureからサインインして最大で10のサイトを無料で作れるようになった。それらのサイトは、ローカルにでも、あるいはWindows Azureからでも管理できる。

WebMatrix 3では、デベロッパが自分のサイトをリモートでエディットできる。すなわち、ヴィジュアルなサイトギャラリーというものが提供され、ユーザは自分のローカルなマシン上に既存のサイトを開けるし、あるいはWindows Azureでホストされているサイトをリモートで編集することもできるのだ。

Windows Azureのブログによると、これまでもっともリクエストの多かった機能が、バージョンコントロールシステムのサポートだ:

TFS(Team Foundation Server)とVisual StudioがGitをサポートしたことの発表に続き、さらにWebMatrix 3がGitとTFSの両方をサポートする。これらによるソースコントロール体験はエクステンションとして提供される。弊社は複数のパートナーとの協働により、CodePlexGitHubの充実したサポートを提供する。

Windows Azureのブログはさらに、Gitの利用はユーザの緊急リポジトリと構成と既存のツールもカバーする、と述べている。コミット、ブランチ、マルチプルリモート、そしてWebサイトのWindows Azureへのパブリッシュもサポートされる。

WebMatrixは2010年に導入され、ASP.NET、PHP、およびNode.jsによるWebサイト開発をサポートする。Windows Azureとのより深い統合は、Microsoftとしての標準のパターンだ。同社はますます多くのツールをWindows Azureに持ち込もうとしている。たとえば先月Microsoftは、Windows Azure中でActive Directoryを正式にサポートする、と発表した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))