Microsoft 、Windows Blueのデベロッパー向けプレビュー版リリースは6月下旬と発表

Windows 8がローンチしてから半年になる。称賛もあれば批判もあり、それを受けてMicrosoftは740回もバグ修正やアップデートを繰り返してきた。ここ何ヶ月も話題になっている最初のメジャー・アップデート(コードネーム、Windows Blue)について、プレビュー版公開の時期がやっと発表された。

今日(米国時間5/7)開催されたWiredビジネス・カンファレンスに登壇したMicrosoftのWindows責任者、Julie Larson-Greenは「MicrosoftのBUILDデベロッパー・カンファレンスの開催に合わせ、デベロッパーはWindowsのメジャー・アップデートを6月下旬にダウンロードできるようになる」と明らかにした。

Larson-GreenはWiredの上級編集者、Michael Copelandとの対談で「このアップデートは最終的にはWindows 8ストアで公開され、Windows 8の正規ユーザーなら誰でも利用できるようになる。他のアプリと同様、クリックするだけでインストールされ、Windowsがアップデートされる」と語った。実のところ、6月にメジャー・アップデートのプレビューがリリースされるという噂は1月も前から流れていたので、この発表に驚きはない。ともあれWindows 8のドラスティックな新デザインに馴染めないでいたユーザーには朗報になるかもしれない。

まだBlueの詳しい内容は秘密のベールで覆われている。そもそもアップデートの公式名が何と呼ばれることになるのかもわからない。Windows 8.1という名前が広く使われているが、Larson-Greenは決してその名を口にせず、単に「Windows 8のアップデート」と呼んでいた。CFOのTami Rellerは Blogging Windowsにアップデートに関するQ&Aを載せているが、内容は漠然としている。

とはいえ、このアップデートではWindows 8に対するもっと強い批判がよせられている2点について対応策が取られたものと考えていいだろう。ZDNetのMary Jo Foleyによれば、伝統あるWindowsのスタートボタンが輝かしく凱旋するらしい。またMetro UIを使わず、直接デスクトップUIで起動することもできるようになるという。

Larson-Greenは「6月はMicrosoftとハードウェア・パートナーにとって非常に多忙な時期になる。小型のWindows 8デバイスの開発が大詰めに近づいており、6月にはポータビリティーの専門家がテストを開始できるようになる」と語った。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+