MisfitがWear OS搭載の新スマートウォッチを発表

Misfit(ミスフィット)の新しいスマートウォッチが先週発表された。Fossil(フォッシル)の製品と似ているのは、偶然ではない。このフィットネス系スタートアップは2015年からFossilの傘下に入っており、またその2年後にフル機能のスマートウォッチ製品を発表した。

ブランド間の境界線は曖昧になっており、新型スマートウォッチのVapor Xは、第8世代のFossilのデバイスと外面や内面にて多くの特徴を共有している。Fossilブランドの製品のように、Snapdragon 3100チップと最新バージョンのWear OSの両方を搭載しているのだ。

Google(グーグル)の停滞しているウェアラブル製品は、Fossilとの密接な関係(とIPの取得)により、ようやく流れに乗ろうとしているのかもしれない。Apple(アップル)が独自のスマートウォッチとOSを開発し、Samsung(サムスン)が自社のためにTizenを用意する中、Googleはそのハードウェアをサードパーティーに大きく依存していた。

3ボタンのデザインはFossilのデザインを引き継いでいるが、Misfitのデバイスは同社にとって「最も軽量かつ快適」だと位置づけられている。一方、42mmのケースは小さく、より多くの人が装着できる可能性が高い。

最近FitbitがVersaで集めた顧客を獲得するために、FossilはMisfitラインを使っているようだ。実際、Misfitブランドは伝統的に、比較的シンプルだがファッショナブルなものを求めるカジュアルユーザーを取り込むことに成功してきた。

Vaporは価格面では不満足だ。期間限定価格の200ドル(約2万1000円)は素晴らしいが、希望小売価格は279ドル(約2万9000円)に跳ね上がる。これはFossilよりも20ドル安く、Versaよりも79ドル高い。200ドル以下の価格が、これらのデバイスにとって適当だと思われる。

Vapor Xは米国時間8月14日からMisfitのサイトで購入できる。

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(翻訳:塚本直樹Twitter

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TechCrunch Japan

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